スポーツ
2024/02/01湘南キャンパスの男子バスケットボール部が昨年12月2日から17日にかけて、群馬県太田市総合体育館などで行われた全日本大学選手権大会(インカレ)に出場。4年連続で決勝に進出したが、白鷗大学に68―71で敗れ、準優勝となった。
昨年度のインカレを制したチームは今年度、連覇を目指してスタートを切った。しかし、春の関東大学選手権大会では7位、関東大学新人戦では5位と思うような結果を出せなかった。8月からの関東大学リーグ戦でも前半から苦戦が続き、第8節の日本体育大学戦では、51―94と大差をつけられた。
しかし、この敗戦がチーム浮上のきっかけになった。「原点回帰」を合言葉に、持ち味のディフェンスを徹底。強さを取り戻したリーグ後半には、前半戦で敗れた日体大や白鷗大に勝利した。序盤の黒星が響き、最終順位は5位だったものの、確かな手応えをつかんでインカレに挑んだ。
準々決勝では、今年度一度も勝てていなかった日本大学に逆転勝利。決勝ではわずか3点の僅差で白鷗大に敗れ連覇はならなかったが、チームの成長と強さを証明した。陸川章監督(スポーツプロモーションセンター教授)は、「届かなかった3点は私の責任。ベストを尽くした選手たちを誇りに思う」とたたえた。
今年度、高いキャプテンシーと巧みなゲームコントロールでチームを牽引した黒川虎徹主将(体育学部4年)は、今大会の敢闘賞と3ポイント王に輝いた。「悔しさはあるが、インカレまでのプロセスは正しかった」と胸を張る。「年度序盤は、どんな結果でも、全員が同じ方向を向き、誰一人練習から出し惜しみせず、全員が仲間を信じてやれていた」。なお、同大会には札幌キャンパスと九州キャンパスも出場。グループステージで敗れた。(取材=黒崎泰淳・文化社会学部2年)
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