スポーツ
2025/08/016月28、29日に東京都・日本武道館で行われた全日本学生柔道優勝大会に、湘南キャンパス男女柔道部と熊本キャンパス柔道部男女=下記事参照=が出場。湘南女子部が一部(5人制)で3位、男子部が無差別7人制で5位となった。
女子部は2、3回戦を無失点で勝利し、国士舘大学との準々決勝に進出。副将戦で相手に技ありを奪われ、0―1のビハインドで挑んだ大将戦は、「試合展開にかかわらず私がポイントを取らなければいけない」と話した杉村美寿希主将(体育学部4年)が一本を決め、1―1の内容差で勝利した。準決勝の明治国際医療大学戦は、相手に先鋒戦でポイントを奪われて0―1で敗れた。
杉村主将は、「目標の大会連覇に届かず悔しい。4年生がチームを引っ張り、10月の全日本学生体重別団体優勝大会で優勝する」と話した。今年度からチームを率いる今井優子監督(体育学部講師)は、「学生たちには今回の悔しさを糧に成長し、秋の個人戦や団体戦でいい結果につなげてほしい」と語った。
一方の男子部は、通算28度目の優勝を目指したが、準々決勝で桐蔭横浜大学に2―3で敗れ、涙をのんだ。中山康主将(体育学部4年)は、「課題と向き合い、チームの強化を図る」と話した。
【熊本柔道部女子】歴史を築いた3選手
全日本学生優勝大会の女子二部(3人制)に出場した熊本キャンパス柔道部女子。3年前、男子選手だけが所属していた同キャンパス柔道部が、九州で競技を続けたい女子選手を初めて受け入れ、全国への挑戦を続けてきた。1期生の入江桃子選手(文理融合学部4年)、鎌田晶妃選手(同)、増田美羽選手(同)は、1年時に3位入賞を果たすと、翌年は初優勝を飾った。3年時には準優勝と、輝かしい歴史を築いてきた。
3人で出場できる最後の団体戦として挑んだ今回は、今大会を制した桐蔭横浜大学と初戦で対戦。先鋒の増田選手が引き分けたが、中堅戦と大将戦で相手にポイントを取られ、0―2で敗退した。試合後、選手たちの目には涙があふれたが、「3人で柔道ができて楽しかった」と声をかけ合った。
増田選手は、「大学で柔道を続けるか迷っていたが、日本武道館という夢の舞台で全国優勝も経験できた。競技を続けてきてよかった」と笑顔を見せた。鍋倉義盛監督(東海大学職員)は、「彼女たちと接する中で、なりたい姿を思い描き、努力を続ければ夢はかなえられると気づかされた」と語っていた。
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