share

スポーツ

2025/11/01

【男女柔道部】体重別団体で男子が連覇達成

敗戦乗り越え「監督を日本一に」

男女柔道部が10月18、19日に兵庫県・ベイコム総合体育館で行われた全日本学生体重別団体優勝大会に出場。階級の配列が抽選によって決定される7人制の団体戦で、男子が2年連続優勝を果たし、歴代最多優勝回数を14に更新した。今年限りで勇退する上水研一朗監督(体育学部教授)を、「日本一の監督にしたい」というチームの思いが導いた結果だった。

 

【男子】上水監督が涙の有終Ⅴ

有終の美を飾り、宙を舞った上水監督

6月の全日本学生優勝大会(無差別7人制)では、準々決勝で桐蔭横浜大学に2―3で敗れてベスト8となった。上水監督は大会後、「勝負の厳しさと負けの悔しさを忘れず、体重別団体に向けて4年生を中心に意地を出せるかが鍵になる」と語っていた。

 

上水監督が指揮する最後の団体戦となった今大会は、選手たちが意地を見せるように、初戦から順調に勝ち進んだ。天理大学との決勝では、次鋒戦で相手にポイントを先取されたが、三将戦で福田大和選手(体育学部4年)が、残り約20秒に一本勝ち。大将戦では、齋五澤凌生選手(同3年)が有効を奪い、2―1で優勝を決めた。

 

「相手がリードしていて、追いかける立場だ

から自分が有利」と、決勝で力を発揮した

福田選手

中山康主将(同4年)は、「無差別団体でベスト8に終わり、上水監督が"負けて監督を終えるのも自分らしい"と話していたのを聞いた。体重別団体で絶対に優勝し、『日本一の監督にしたい』という思いで、チームの士気も上がっていったので、優勝できてよかった」と話した。上水監督は、「全員が『勝ちたい』という気持ちを見せる柔道をしてくれた。中山を中心によくまとまったチームになった」とたたえた。

 

2008年1月に指揮官に就任した上水監督。無差別団体では14度、体重別団体では10度の優勝に導き、五輪代表選手や全日本選手権大会王者も多数輩出してきた。今大会の決勝後には、優勝の喜びを応援団と分かち合う選手たちの横で涙を流す姿があった。

 

「五輪代表に選手を送り込めない苦しい時代に就任し、必死にチームを立て直して各大会での連覇も経験しました。勝てば勝つほど重圧がのしかかり苦しかったが、世界の頂点に立った教え子もいて指導者冥利に尽きる」と、監督を務めた18年を振り返った。

 

今後は、中矢力副監督(体育学部講師)が指揮を執り、上水監督は男子柔道部の総監督として選手の指導にあたるとともに、今年1月に就任した日本視覚障害者柔道連盟の強化委員長としての活動にも取り組む。「選手たちには、『柔道家である前に、一人間たれ』という言葉を送りたい。人としてのあり方を見失わず、柔道を極めてほしい」と目を細めた。

 

 

【女子】杉村主将が意地見せる

決勝で1階級上の選手からポイントを奪取し

た杉村主将

4連覇に臨んだ女子は、淑徳大学との初戦で杉村美寿希主将(体育学部4年)が一本勝ち。9月の全日本学生体重別選手権大会で優勝した横田ひかり選手(同3年)、本田里來選手(同1年)らが優勢勝ちして、5―0で勝利した。その勢いのまま、準々決勝で龍谷大学に2―0、準決勝で筑波大学に2―0と勝ち進んだ。

 

決勝では、環太平洋大学と対戦した。次鋒戦を落としたが、「女子78キロ超級」以下の階級の選手が出場できる副将戦で、女子78キロ級の杉村主将がひと仕事。体重別選手権で女子78キロ超級を連覇した椋木美希選手(4年)を相手に、「自分がポイントを取るしかない」と、払い腰で技ありを奪った。しかしその後の大将戦で相手に一本を奪われ、1―2で準優勝となった。

 

今井優子監督(体育学部講師)は、「優勝に一歩届かなかった悔しさを忘れず、選手と向き合ってチームをつくり上げたい」と話した。

スポーツ記事一覧

2025/11/01

【陸上競技部駅伝チーム】“強さ”を求めた1年

2025/11/01

【ドラフト会議】湘南・大塚選手 甲府高・鈴木選手

2025/11/01

【ボディビル部】全日本学生フィジーク部門3連覇

2025/11/01

世界陸上銅メダリスト

2025/10/01

【世界陸上】男子35キロ競歩・勝木選手

2025/10/01

【ライフセービング・海インカレ】湘南女子が2年連続団体総合V

2025/10/01

【大阪仰星高バトントワーリング部】世界選手権4部門で表彰台

2025/10/01

【九州ゴルフ部】5選手がプロテスト合格

2025/10/01

【大阪仰星中ラグビー部】攻守で魅せた圧巻の全国V

2025/10/01

【Zoom In】 国際大会で悲願の初入賞

2025/10/01

【女子バレー部】西村選手・飯山選手

2025/09/01

【菅生中ソフトボールクラブ】圧倒的戦力で全中連覇

2025/09/01

【駅伝チーム】箱根予選会へ夏の強化合宿

2025/09/01

【全国中学校・高校ダンスドリル選手権大会】各付属校が大舞台で好成績

2025/09/01

【ビーチバレー】諏訪高の中沢・堀込ペア

2025/09/01

【野球】甲子園で熊本星翔高が初の1勝

2025/09/01

【相模高柔道部】16年ぶりの高校日本一

2025/08/01

【夏季ユニバ】国際大会で学生、卒業生が活躍

2025/08/01

【菅生中ソフトボールクラブ】3選手が日本代表に選出

2025/08/01

【陸上競技・日本選手権】自身の大会記録を上回る力走

2025/08/01

【野球】湘南・静岡女子の両主将が代表入り

2025/08/01

【チームトライアスロン】インカレ予選で好成績

2025/08/01

【湘南男女柔道部】優勝大会で女子が3位

2025/08/01

【熊本星翔高】2年ぶり4度目

2025/08/01

【居合道部】東日本学生新人戦で優勝

2025/08/01

【ソフトテニス部】松本選手&木村選手ペア

2025/07/01

【陸上競技部】フィールド部門軸に各種目で好成績残す

2025/07/01

【野球・全日本】湘南が6年ぶりベスト4

2025/07/01

【九州男子バスケットボール部】西日本インカレで2度目の制覇

2025/07/01

【女子バレー部】経験と自信を力に

2025/07/01

【SPC】湘南の運動部向け研修会

2025/07/01

【少林寺拳法部】創部65周年を祝う

2025/07/01

【柔道】世界選手権でメダルラッシュ

2025/06/01

【柔道】香川選手が全日本選手権制す

2025/06/01

【熊本ゴルフ部】春季団体戦で男女優勝 

2025/06/01

【静岡キャンパス女子硬式野球部】「野球を楽しむ」モットーに

2025/06/01

【湘南陸上競技部】14大会ぶり8度目の栄冠 

2025/06/01

【駅伝チーム】全日本大学駅伝出場決める 

2025/06/01

【札幌陸上競技部】チーム一丸で初のV6 

2025/06/01

【熊本・湘南硬式野球部】全日本大学選手権出場決定

2025/05/01

【柔道・全日本選抜体重別選手権大会】新井選手・太田選手がタイトル獲得

2025/05/01

【柔道・皇后盃】田中選手が初制覇

2025/05/01

【相模中】マガジン杯で2年ぶりの優勝

2025/04/01

【スキー部】インカレで各選手が好成績

2025/04/01

【柔道・高校選手権】男子73キロ級・三ツ石選手が準優勝

2025/04/01

【居合道部】創部50周年を祝う

2025/04/01

【部活探訪】湘南キャンパスゴルフ部

2025/03/01

【札幌高野球部】"想像力"で冬を乗り切る

2025/03/01

【ライフセービングクラブ】待井選手・小久保選手が個人種目全制覇

2025/03/01

【柔道・グランドスラム】世界選手権へ弾みをつける