スポーツ
2025/06/01熊本、湘南両キャンパスの硬式野球部が、6月9日に明治神宮野球場と東京ドームで開幕する全日本大学選手権大会に出場する。熊本野球部は南部九州大学選手権大会決勝リーグ(5月15日~19日、宮崎県・高城運動公園野球場など)で沖縄国際大学とのプレーオフを制し、2年連続13回目の出場を決めた。湘南野球部は首都大学春季リーグ戦(4月5日~5月26日、神奈川県・等々力球場など)で6季ぶりに優勝し、3年ぶり40回目の本戦に挑む。
【熊本】南部九州大会Ⅴ 全日本で「ベスト8以上に」
「昨年度は最上級生の力で勝ち上がったので、今年度は基礎からチームを鍛え直すことからのスタートでした」と林田倫彦監督(東海大学職員)は振り返る。
新チームは昨年11月に始動。重視してきたウエートトレーニングの時間をさらに増やし、筋量を定期的に測定して成長を「見える化」。その結果、投手陣には最速140キロ台半ばの選手がそろい、打撃陣もスイングスピードが向上した。3月のオープン戦では大学や社会人の強豪と対戦を重ね、「投手はストライク先行、打線は組織的な攻撃と積極的な走塁ができるようになった」と林田監督は手応えを口にした。
決勝リーグでは、主将の江口晶大選手(文理融合学部4年)がサイドスローからの角度のあるボールで好投。春﨑公成選手(同3年)は力のある直球で三振を重ねた。攻撃では序盤から次の塁を積極的に狙い、相手投手に牽制を多く投げさせリズムを崩し、ビッグイニングにつなげた。
全日本では「ベスト8進出」が目標だ。出塁率の高い山下敬大選手(同)と、小技が光り長打も狙える尾上拓夢選手(同)の1、2番は大きな武器。クリーンアップの川道樹選手(同2年)、白川竜也選手(同4年)らの一発にも期待がかかる。下位打線には、熊本地区予選で打点王を獲得した諏訪一輝選手(同)らが顔をそろえ、戦力は充実している。
全日本初戦は、9日の神宮球場開幕戦で奈良学園大学と対戦する。決勝リーグ4試合で15打数7安打5打点2本塁打の活躍を見せた尾上選手は、「満足せず、走塁での細かなミスなどを改善したい」と語り、鹿屋体育大学戦で勝ち越し打を放った諏訪選手は、「全国でも練習の成果を出し切りたい」と意気込んだ。
【湘南】エース米田選手がフル回転 変化球磨き大きく成長
先発、抑えとフル回転で、リーグ戦全12試合中11試合に登板した米田天翼選手(体育学部3年)が導いた優勝だった。「相手を圧倒して完封する投球はできなかったけれど、粘り強く、最低限の仕事はできた」とエースは前を向いた。
「1球の変化球が人生を変える」——社会人時代にフォークを覚え、ドラフト1位でプロ入りした卒業生の酒井勉投手コーチ(スポーツプロモーションセンター=SPC)の一言が背中を押した。「オフシーズンにスプリットを磨き、投球の幅が広がった」と話す米田選手に、酒井コーチは、「左右、高低、緩急で揺さぶれる投手はプロでも通用する。今年はストライクゾーン全体で勝負できるようになり、一段レベルが上がった」と評価する。自他ともに認めるタフさも武器に、完投した翌日も当たり前のようにマウンドに上がった。
就任2年目の長谷川国利監督(SPC准教授)は、「投手陣はオフの間に約2週間で2000球など投げる数を増やし、打撃陣は3カ月で5万回バットを振り込んできた。最初はきつそうだったメニューも、今は当たり前のようにこなしている」と選手たちの成長に目を細める。打線はクリーンアップを担う大塚瑠晏主将(体育学部4年)が打率3割9分で6打点、柳元珍選手(同)が3割8分5厘で10打点を記録し、共に出塁率は5割超えと頼もしい。
リーグ戦では4カード目で日本体育大学に勝ち点を落としたが、最終戦を前に自力優勝が復活。武蔵大学を9―3で下し、本戦切符をつかんだ。全日本は、9日に東京ドームで青森大学との初戦を迎える。大塚主将は、「1年生の春にリーグ優勝して以来、勝てない苦しい時期が続いていた。強い東海大学を取り戻すために、日本一を取りたい」と先を見据えた。
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