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スポーツ

2023/08/01

【熊本・柔道部女子】パワーと柔らかさ身につけ

経験糧に3人制で日本一

6月24、25日に東京都・日本武道館で開催された全日本学生優勝大会に湘南キャンパス男女柔道部と熊本キャンパス柔道部男女が出場。熊本女子が3人制で争う女子二部で初優勝を遂げた。昨年度、男子部員しかいなかった柔道部の門をたたき、入部から約3カ月で同大会の3位に入賞。2度目の出場で大学日本一を手にした。

 

優勝の喜びを分かち合った3人。

入江選手(中央)は、「昨年の決勝は柵の外で

泣きながら見ていた。その畳に立って、

優勝できたなんて夢みたい」

「九州で競技を続けたい」という選手たちの声を受け、熊本柔道部が女子選手を受け入れたのが1年前のこと。入江桃子選手(文理融合学部2年)、鎌田晶妃選手(同)、増田美羽選手(同)は男子選手に混ざって週6日の稽古に励んできた。鍋倉義盛監督(東海大学職員)は、「男子選手と組むことで組手の強さやパワーを身につけてきた」と語る。鎌田選手は、「男子相手には投げられなくても、その経験があるからこそ試合ではうまく技が決まる」と成長を感じている。

 

 

 

 

 

一方で鍋倉監督は、「試合で戦う相手は女子であることを忘れてはいけません。女子には男子とは違う柔らかさがある。週1、2日は彼女らの母校や道場に行って、女子選手と稽古する機会をつくっています」と語る。

 

多くの出会いを力に 何事にも挑戦する

稽古で男子相手に果敢に攻める鎌田選手

鍋倉監督自身も熊本柔道部出身。「多くの人に助けられ、出会いに支えられて今がある」と感じているからこそ、「選手にも多くの人と出会い、さまざまな経験を積んでほしい」と考える。

 

今年2月には3人を連れて、実妹で早稲田大学柔道部コーチの鍋倉那美選手(SBC湘南美容クリニック)のもとを訪問。早大の稽古に参加した。入江選手は、「気持ちの浮き沈みが激しいのが悩みだったのですが、世界で戦う鍋倉選手も同じなのだと知って楽になりました」と学びを得ていた。

 

今大会では、鍋倉監督の付属第五高校(現・付属福岡高校)時代の同級生で、柔道整復師の山田大輔さんがトレーナーとして同行。毎試合後に3人の体をほぐし、1人も欠けられないチームを最大限サポートした。

 

3人のうち誰か1人が不安を口にしても、「大丈夫。あなたの方が強い」などと褒め合って緊張をほぐし、試合に勝てば「ほら、言ったでしょう?」と笑い合った。広島大学との決勝では、「ここまで来たら(日本一を)取るしかない。楽しもう」と声をかけた鍋倉監督。1―1で迎えた大将戦で鎌田選手が一本勝ちし、泣き笑いしながら抱き合った。

 

今後は、8月26、27日の九州学生体重別選手権大会に出場する。「自分の柔道で組み勝ち、個人でも九州、全国と勝ち上がりたい」と増田選手。結果におごることなく、次の舞台に挑む。

 

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