スポーツ
2023/08/016月24、25日に東京都・日本武道館で開催された全日本学生優勝大会に湘南キャンパス男女柔道部と熊本キャンパス柔道部男女が出場。湘南キャンパス男子柔道部は男子無差別7人制で準優勝となり、目標の大会7連覇に一歩届かず、涙をのむ結果となった。
初戦となった2回戦の関西大学に6―0で勝利し、熊本学園大学との3回戦は、新井道大選手(体育学部1年)らが活躍を見せて7―0。筑波大学との準々決勝では、全国大会初出場の三将・森田和志選手(同3年)が一本を取って3―0で勝利した。無失点で勢いに乗ったチームは明治大学も3―1で破り、決勝では2年連続で国士舘大学との対戦となった。
先鋒戦を引き分け、次鋒戦では森田選手が技ありでポイントを先取したものの、4階級下の小柄な相手に苦戦し逆転を許す。その後三将戦までを引き分けたが、副将戦、大将戦で相手に一本を奪われ、0―3で敗れた。
上水研一朗監督(体育学部教授)は、「選手たちはよく戦ったが、優勝に向かっていく執念が国士舘大の方が上回っていた。今回の結果を真摯に受け止めて、成長するきっかけにつなげてくれることを信じている」と語った。
チームが次に目指すのは、10月の全日本学生体重別団体優勝大会での優勝。鈴木直登主将(体育学部4年)は、「大会を通じて全体的なレベルアップが必要だと痛感した。チームとして、投げて勝つ柔道を目指していきたい」と話した。決勝に出場した7人のうち、6人が3年生以下。1年生ながら団体戦メンバーに選出された新井選手は、「緊張で動きが硬くなり、課題が多く残る大会となった。自分の強みを強化して、チームの勝利に貢献する」と意気込んでいる。
【湘南・女子柔道部】ルーキーとエースの活躍光る
湘南キャンパスの女子柔道部は女子一部(5人制)で3位となった。今大会で頭角を現したのは、スペイン代表で2月のグランドスラム・パリで優勝した角田ロスタント愛選手(体育学部1年)と、昨年度の全国高校選手権大会で優勝した本田万結選手(同)の70キロ級ルーキー。3回戦の桐蔭横浜大学戦では途中、0―1のビハインドとなるも、角田選手が一本背負い投げで流れを引き寄せた。本田選手も横四方固めで続き大将戦も勝利。「苦しい状況の中、ルーキーの2人が流れを変えてくれたことは、来年度以降につながる収穫」と塚田真希監督(スポーツプロモーションセンター教授)は語った。
準決勝の環太平洋大学戦では、次鋒でエースの込山未菜選手(体育学部4年)が技ありを奪ったが、1―3で敗れた。優秀選手賞に選出された込山選手は、「仲間の応援のおかげで積極的な柔道を展開できた。次はチームで優勝きるように頑張りたい」と話した。
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