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スポーツ

2023/10/01

【静岡翔洋中野球部】投打がかみあい29年ぶりの栄冠

チームメートと抱き合って喜びを爆発させた池谷選手は、「伏見がいい状態でつないでくれた。ふがいない投球はできないと思った」

「準優勝はもういらない」――選手たちの強い思いが、29年ぶりの栄冠を手繰り寄せた。付属静岡翔洋高校中等部野球部が8月18日から22日まで高知県立春野総合運動公園野球場などで開催された全国中学校軟式野球大会で、1994年以来2度目の優勝を飾った。

 

伏見選手は全5試合に登板(うち先発4試合)。

遊撃も守る背番号6は、打っても3番打者として

活躍した

昨年度の全中、今大会の予選となった静岡県大会、東海大会ともに決勝で敗れ、涙をのんできた選手たち。今大会の初戦となった氷見市立北部中学校(富山)戦で、伏見響選手(3年)がノーヒットノーランを達成して勢いに乗ると、3試合を勝ち抜いて決勝に進出した。東海大会と同じ顔合わせとなった大府市立大府北中学校(愛知)戦は、初回に奥山篤樹選手(3年)の三塁打と相手の失策で先制し、一時は逆転を許したものの、4回に小泉慶周主将(同)の適時二塁打で勝ち越し。伏見選手が6回を自責点1と好投し、最後はけがから復活したエース池谷冴虎選手(同)が抑えて7―2で歓喜を迎えた。

 

投手転向1年で優勝の立役者となった伏見選手は、「課題の制球力が安定し、初戦から調子がよかった。まるで魔法のよう」と笑うが、大会に向けて腕の振りを変えるなど試行錯誤を繰り返し、「スライダーの精度、球のキレや伸びが変わった」と捕手の奥山選手。寺﨑裕紀監督(静岡翔洋中教諭)が「とにかく練習する伏見に追いつけ追い越せと取り組む中で全体のレベルが上がった」と話すように、努力に裏打ちされた結果だった。

 

昨年8月に新チームが始まった当初、寺﨑監督から「"こんなに弱いチームは見たことがない"と言われた」ことを小泉主将は覚えているという。「先輩たちに比べたら、確かに自分たちは何もできていない。練習して、結果で見返そうと思いました」。打撃で道を切り拓く「打開」をテーマに掲げ、練習の多くを打撃に割いた成果が5試合で38安打29得点の猛打を生んだ。

 

8月25日に同校で行われた優勝報告会で、寺﨑監督は、「厳しくつらいことの連続で多くの涙を流しても、家族に支えられ、翌日にはまた笑顔で野球に取り組んでくれました。決勝の後、選手も保護者もいい笑顔で、ここまでやってきてよかったと感じた」と言葉に熱を込めた。試合を重ねるごとに成長した選手たちに、「日々ベストゲームを更新し、ほぼ完璧な戦いだった」と最大級の賛辞を送った=左写真。

 

 

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