share

スポーツ

2023/06/01

全日本まで2度のあと“1勝”

【静岡キャンパス硬式野球部】

涙で誓う「秋こそ神宮球場に」

静岡キャンパスの硬式野球部が5月20日から23日まで、三重県・ダイムスタジアム伊勢で行われた東海地区大学春季選手権大会に出場。3位で全日本大学選手権大会出場を逃した。静岡県、岐阜県、三重県のリーグ王者が総当たりで全日本の代表を争う同大会。初日、2日目と全チームが1勝1敗で決着がつかず、再々試合まで続く熱戦を繰り広げた。

 

5試合の激闘を終え、手塚監督(右)は目頭を

熱くしながら選手にメッセージを送った

機動力や投手力を武器に、4年ぶりに静岡県リーグを制覇して臨んだ東海地区大会。選手たちは初戦の中部学院大学(岐阜)戦で一発攻勢を見せた。両チーム無得点で迎えた5回に、山本好輝主将(海洋学部4年)が左翼に値千金の3ラン本塁打を放つと、7回には4番に座った横澤駿選手(同3年)のソロ本塁打でダメ押し、4―2で勝利した。2009年以来の東海地区大会1勝で全日本出場へ王手をかけた選手たちだが、2戦目の皇學館大學(三重)戦では相手エース・佐野瑠勇選手(3年)が立ちはだかった。再三にわたって得点機を築くもあと1本が出ず、0―2で敗れた。

 

全チームが1勝1敗で並んだため、2日目に突入した21日の初戦は皇學館大と対戦した。この日も相手の先発マウンドには佐野選手が上がり、6回まで無得点に抑えられてしまう。しかし、0―3で迎えた7回、2死満塁のチャンスで山本主将が同点となる3点二塁打。劣勢でも「チャンスは必ず来る」「絶対勝てるぞ」といったベンチからの声援を背に、難敵から16イニング目にして初めて得点を奪うと、連打で5得点を挙げ試合をひっくり返す。5―4で勝利し、再び全日本出場にあと1勝とした。

 

手塚慎太郎監督(東海大職員)は、「諦めずに、常に前を向いて戦えていた」と選手たちをたたえる一方で、「選手層に課題がある。2日間で4試合目となる次戦は体力的に厳しい戦いになる」と見据えていた。

 

20日の初戦で本塁打を放った山本主将

続く中部学院大戦は、連投となった投手陣が3回に4失点、4回に7失点と相手の猛攻を抑えられなかった。それでも、選手たちは、「相手ができたんだから、次は俺たちの番」「ひっくり返せるよ!」と声を張り続けた。3回の失点後には、1死一、三塁の場面で、一塁ランナーが盗塁を試みた間に三塁ランナーがホームを陥れるなど持ち味を発揮。最終的には、3―12で7回コールド負けを喫するも、疲労が蓄積する中でも粘り強く戦い続けた。

 

2日目も全チームの成績が並んだため、22日の休養日を挟んで行われた23日の再々試合はトーナメント形式で実施。1回戦で、中部学院大に2―10で敗れた。休養日を1日挟んだものの、4日間で5試合という強行日程を戦い抜いた選手たち。山本主将は、「王手をかけながらあと一歩勝ち切れない弱さを秋までに必ず克服したい」と涙ながらに語り、大会最後のミーティングで手塚監督は、「この経験を無駄にしてはいけない。必ず秋に生かすぞ。絶対神宮球場に行こう」と力強く選手たちに語りかけ、スタジアムには選手たちの力強い返事が響き渡っていた。

 

九州が熊本地区制覇 札幌は1勝差で準優勝

九州キャンパス硬式野球部が、4月16日から5月3日まで山鹿市民球場などで行われた九州地区大学選手権南部九州ブロック大会熊本地区予選を5勝1敗で制した。しかし、続く決勝リーグ(5月19〜21日・沖縄セルラースタジアム那覇)では沖縄国際大学、宮崎産業経営大学、鹿屋体育大学に3連敗し、4位でシーズンを終えた。

 

札幌キャンパス硬式野球部は、4月30日から5月23日まで札幌市円山球場などで開かれた札幌学生春季リーグ戦に出場。前半戦を4勝1敗の首位で折り返したものの、後半に2敗を喫し、星槎道都大学と1勝差の7勝3敗で準優勝となった。

 

最終戦で5安打と意地を見せた

湘南の森球紀主将(体育学部4年)

4月1日から5月22日まで等々力球場などで開催された首都大学春季リーグ戦に出場した湘南キャンパスの硬式野球部。敗れれば史上初の入れ替え戦行きがかかる武蔵大学との最終戦にサヨナラ勝ちし最下位を回避したが、4勝9敗、勝ち点1で、1996年秋以来の5位となった。

 

 

 

 

 

 

スポーツ記事一覧

2024/04/01

【ライフセービング】2年ぶりに年間王者を奪還

2024/04/01

【福岡高】7年ぶりの選抜出場

2024/04/01

“最後のノック”で教え子にエール

2024/04/01

【春の注目★】自慢の直球を武器にチームを全国へ

2024/04/01

【春の注目★】充実の練習環境でプロ目指す

2024/03/01

【ライフセービング】プールインカレ女子総合で3連覇

2024/03/01

【スキー部】インカレで渡邉選手が2冠

2024/03/01

【駅伝チーム】新年度に向け走り込み

2024/03/01

【福岡高野球部】“全員レギュラー”掲げ切磋琢

2024/02/01

【福岡高】7年ぶり3度目の春切符

2024/02/01

リーグ5位からインカレ準V

2024/02/01

【陸上競技部駅伝チーム】シード権まで70秒に迫る

2024/02/01

【相模高】女子駅伝チームが初の都大路に

2024/01/01

【柔道・グランドスラム東京】

2024/01/01

【バレーボール】女子が全日本インカレ準優勝

2024/01/01

【陸上競技部駅伝チーム】シード権奪還に手応え

2023/12/01

経験豊富な“4年生トリオ”を中心に

2023/12/01

【駅伝チーム】主力を欠くも全日本9位

2023/12/01

【ラグビー部】関東リーグ最多6連覇

2023/11/01

【女子柔道部】込山選手が個人戦初優勝

2023/11/01

【女子柔道部】全日本学生体重別団体を連覇

2023/11/01

【ライフセービングクラブ】男子総合V 女子総合準V

2023/11/01

【ボディビル部】フィジーク部門で初の大学日本一

2023/11/01

【ラート部】インカレで好成績

2023/11/01

【プロ野球ドラフト会議】付属高2選手に指名

2023/11/01

箱根駅伝予選会を10位で通過

2023/10/31

Judo and the Bridges Between Cultures in the Vision of Matsumae Sensei

2023/10/01

【陸上競技部駅伝チーム】箱根駅伝予選会間もなく

2023/10/01

【日本インカレ】3年連続4度目の優勝

2023/10/01

【ボディビル部】川中選手がオールジャパンで優勝

2023/10/01

【海洋部】ヨット競技学生大会を連覇

2023/10/01

【相模中柔道部】創部史上初の3冠達成

2023/10/01

【静岡翔洋中野球部】投打がかみあい29年ぶりの栄冠

2023/10/01

【大阪仰星高柔道部】オール一本勝ちで春夏連覇

2023/09/01

夏の全国大会優勝

2023/09/01

全国の舞台で13年ぶりの決勝進出

2023/09/01

全国高校選手権で初優勝

2023/09/01

藤井選手が大宮アルディージャに内定

2023/09/01

在学生・卒業生がメダルラッシュ

2023/09/01

【柔道】パリ五輪日本代表に内定!

2023/09/01

【駅伝チーム】「些細な取り組み」が

2023/09/01

手塚選手「エースの意地」見せ

2023/09/01

柔道男子81キロ級で大阪仰星高・仁保選手Ⅴ

2023/08/01

【熊本星翔高&甲府高】甲子園出場決定!

2023/08/01

【熊本・柔道部女子】パワーと柔らかさ身につけ

2023/08/01

【チアリーディング部FINE】8月のJAPAN CUP出場へ

2023/08/01

【湘南・男子柔道部】無差別団体で準優勝

2023/07/01

【速報】熊本・柔道部女子 全日本学生3人制初V

2023/07/01

【静岡キャンパス】来春に女子硬式野球部創設へ

2023/07/01

戦力充実で上位進出に手応え