News:研究
2021年4月1日号
【海洋研究所】国際ワークショップを開催
多様なテーマで討論

海洋研究所が3月6日にオンラインで、国際ワークショップ「Challenges of Marine Observations and Developme nt of InternationalCollaboration」(共催=大学院地球環境科学研究科、同海洋学研究科)を開催した。

同研究所では駿河湾をフィールドに津波や泥火山、海底地すべりなど多様な研究に取り組んでいる。今回は地質学的、生物学的、環境科学的な要因を検討・解明するための観測ネットワークの可能性について、世界各国の研究者と議論することを目的にワークショップを企画。WEBビデオ会議システム「Zoom」を使って実施され、当日は130人が参加した。

開会にあたり山田清志学長が、「本学が取り組んできた海洋研究の事例を共有し、参加された皆さまの研究に成果をもたらす有意なものとなることを期待しています」とあいさつ。続いて、6人の研究者が専門領域と研究成果を発表した。

東海大からは海洋研究所の平朝彦所長が講演し、日本列島近郊の3つのプレートや南海トラフの海底地形変動について、昨年度まで理事長を務めていた海洋研究開発機構(JAMSTEC)での研究成果を紹介。「新たな研究に向け、これまで以上に国際協力を発展させていきたい」と意欲を語った。

また、アメリカ・モントレー湾水族館研究所のチャールズ・ポール氏、ハワイ大学のグレゴリー・ムーア氏、オーストラリア・タスマニア大学のマイク・コッフィン氏が各国における研究調査を報告。日本からはJAMSTECの有吉慶介氏と稲垣史生氏が参加し、南海トラフ周辺に設置された地震・津波観測監視システムなど先進的な研究成果を発表したほか、今後の国際連携などについて議論した。

後半には教員、大学院生らによるポスターセッションを実施。地質学やSDGsに関連する社会科学など多様な東海大の研究成果が紹介された。

 
(写真上)平所長(写真中央)ら各国の研究者たちが討論
(写真下)駿河湾をフィールドにした研究成果も多数紹介