研究
2023/07/01医学部医学科基盤診療学系先端医療科学領域の幸谷愛教授(総合医学研究所)と宮竹佑治特任助教、栁谷稜奨励研究員らが、アグレッシブNK細胞白血病(ANKL)の肝臓における増殖メカニズムを解明。新たな治療法構築につながる可能性のある抗体を発見した。この成果をまとめた論文がこのほど、アメリカの医学誌『blood』オンライン版に掲載された。
ANKLは若年に発症し、きわめて予後不良で稀少な血液がん。有効とされる治療法「同種造血幹細胞移植」には抗がん剤L-アスパラギナーゼの事前投与が必要だが、ANKL患者はがん細胞により肝臓にダメージを受けているため必要量を投与できないという課題があった。
研究グループではマウスの実験により、肝臓におけるANKLがん細胞の増殖機構を解析。鉄を輸送するタンパク質「トランスフェリン」と「ヒト抗トランスフェリン受容体1」との結合が増殖に関与することを明らかにした。さらに、㈱ペルセウスプロテオミクスが開発した薬剤「PPMXT003」ががん細胞に対して強力な抗腫瘍活性を示し、生存期間を延長させることも発見。薬の安全性と有効性を確認する医師主導治験が、医学部付属病院で今年度から開始されている。医師でもある栁谷研究員は、「つつがなく治験を進めて成功させたい」とコメント。宮竹助教は、「ANKLをさらに解析し、新たな知見を見いだしたい」と語った。
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