研究
2023/04/01大学院工学研究科2年(当時)の池上聖人さんが執筆した「鞘翅目蛹体における変態過程のMRIによる観察」に関する論文が2月に、国際論文誌『Magnetic Resonance in Medical Sciences』に掲載された。
これまでカブトムシの幼虫がサナギになった(蛹化)とき、体内は「どろどろに溶けた状態になる」と言われていた。しかしMRIで撮影すると、蛹化直後は崩壊した組織で作られた体液が消化管を膨満させるように蓄積されて体液溜めを形成。その後、その体液を使って周囲の成虫器官が作られる。体液溜めが細長くなり、成虫の消化管となるころに、成虫体の全体が形成されることが分かった。今回の研究では、この過程における体液内の水分子の拡散状態や各器官の成長過程についても可視化することに成功している。
4月から大学院総合理工学研究科(博士課程)へと進む池上さんは、「今後は蛹化時に蓄積される体液の化学成分の分析をはじめ、より詳細に変態過程を解明していきたい」と抱負を語っている。指導教員の黒田輝教授(情報理工学部)は、「器官が再構築されるメカニズムを明らかにできれば、再生医療の発展にもつながります」と話している。
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