スポーツ
2023/03/01菅生高校硬式野球部が、3月18日から兵庫県・阪神甲子園球場で行われる第95回記念選抜高校野球大会への出場を決めた。1月27日に同大会の選考委員会から発表された。菅生高はエースの日當直喜選手(2年)を軸に、昨年の秋季東京都高校大会決勝で二松学舎大学附属高校を破って優勝。選抜大会での好成績にも期待がかかる。
「もっと声を出していくぞ!」。2月中旬、日が落ち始め、気温が徐々に下がる野球部のグラウンドに渡部奏楽主将(2年)の声が響く。熱気を増すグラウンドを見つめる上田崇監督(菅生高教諭)は、「2年生は入学時、体の線が細くて、力もなかった。この冬に本当に成長した」と手応えを口にする。
昨年の秋季大会は、「優勝したものの、攻守でのミスが目立ち、課題が残る大会だった」と上田監督。渡部主将も「チーム全体に危機感が生まれた」と振り返った。
授業のない冬季期間中は、早朝から高校敷地内の急坂などを走り込み、ウエートトレーニングに励んだ。昼食では1キロの米を食べ、睡眠時間も増やして体づくりに注力。渡部主将は、「ウエートトレーニングでは、各選手がそれまでより5キロ以上も上げられるようになった。打撃練習でも打球が力強くなり、投手陣のボールにもキレが出た。何より、冬のトレーニングを乗り越えられた自信がチームを活気づけています」と充実した表情を見せる。
エースの日當選手が軸 仲間にも熱心に助言
ブルペンには、「ドスン」とキャッチャーミットの乾いた音が響く。エースの日當選手は、身長190センチの大型右腕。豪快なフォームから放たれる重いストレートに加え、角度のついたフォークやスライダーなどの変化球も威力十分だ。
「これまでの経験をチームメートに伝えたい」とブルペンでは投げ込みだけでなく、ほかの投手の様子にも目を光らせる。「投げる前は捕手に球種だけでなくコースも明確に伝えよう」「リリースのタイミングに意識を置いたほうがいい」と具体的なアドバイスを送ってきたことで、全体の投手力も向上している。上田監督は、「安定感のある島袋俐輝選手(2年)や宮本恭佑選手(1年)らも成長している」と語る。
攻守の要・北島選手 捕手として着実に成長
野手では、捕手の北島蒼大選手(2年)が攻守の要を担う。昨夏までは外野手だったが、肩の強さを生かすためコンバート。「秋季大会の序盤はリードも捕球もミスばかり。打撃にも影響が出ていた」と振り返るが、「反省点を着実に改善し、成長できた」と準決勝、決勝では日當投手を好リード。両試合で二塁走者を牽制で刺すなど、持ち味も発揮した。
打撃も決勝戦は4打数4安打と復調。「冬季練習で体も一回り大きくなった」と語り、選抜大会では、ともに中軸を担う新井瑛喜選手(同)やリードオフマンの沼澤梁成選手(同)らと切れ目のない打線を築く。
厚みを増した選手層に加え、菅生高伝統のスキのない走塁と攻守の粘り強さは健在。選手たちは選抜大会に向けて、「どの高校が相手でも一戦必勝。大会中にも成長を遂げ、夏の全国高校選手権大会での優勝につなげる」と抱負を語っている。
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