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スポーツ

2024/06/01

7年ぶりの全日本出場決定

【熊本キャンパス硬式野球部】強打で南部九州ブロック大会V

熊本キャンパスの硬式野球部が5月17日から19日まで、鹿児島県・平和リース球場で開催された九州地区大学選手権南部九州ブロック大会決勝リーグで3戦全勝優勝を飾った。4月の熊本地区予選を6勝1敗、勝ち点3で制した勢いそのままに、7年ぶり12回目となる全日本大学選手権大会(6月10日~16日・明治神宮野球場など)への出場を決めた。

 

サヨナラ勝ちで優勝を決め、喜ぶ選手たち

決勝リーグ初戦で沖縄国際大学を8―5で下した野球部は、宮崎産業経営大学戦も10―3で7回コールド勝ちした。 

 

2勝で並んだ鹿屋体育大学との対戦では、昨年度発足した熊本キャンパス吹奏楽同好会や野球部員、教職員らが声援を送った。1点ビハインドで9回裏2死二塁まで追い詰められたが、「応援の声が聞こえないほど集中していて、不思議と打てる気がした」という堤廉汰選手(経営学部4年)の適時三塁打で同点に追いつく。続く川道樹選手(文理融合学部1年)は、「三振してもいい。思いっ切り振っていけ」という指揮官と仲間の声を背に、「自分のスイングをしようと必死に食らいついた」。右前にサヨナラ打を放ち、歓喜の輪が広がった。

 

付属熊本星翔高校の主将として昨夏の全国高校選手権大会にも出場したルーキーは、「野球は高校でやめるつもりだった」と振り返る。しかし、昨年11月に社会人野球の日本選手権大会をテレビで見て「高いレベルで野球を続けたい」と進学を決意。今大会はフル出場で打率6割1分5厘を記録し、最優秀選手賞と首位打者賞に輝き、「背中を押してくれた先輩たちのおかげ」と笑った。 

 

決勝打を放った川道選手

チームも全試合2桁安打を記録し、強打を発揮した。熊本地区予選の翌日から宮崎県で短期合宿を張るなど、今大会に向けて調整してきたといい、吉村大輝主将(経営学部4年)は、「体はきつかったけれど、守備の連係や実戦も交えて集中して練習できました。ここまで来たら気持ちの勝負。積極性を大切にし、最後まであきらめずにみんなの力を一つに戦えた」と優勝を喜んだ。 

 

全日本では初日の第3試合に神宮球場で中部学院大学と対戦する。今年4月に就任した林田倫彦監督(東海大学職員)は、「投手中心の守りの野球を徹底すると共に、好調な打線を維持して臨みたい」と意気込みを語った。

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