share

スポーツ

2012/01/01

バレーボール全日本インカレ男女アベックV

大会史上4度目の快挙!

史上4度目の快挙だ。昨年12月5日から11日まで川崎市・とどろきアリーナほかで行われた全日本大学選手権大会(男子64回・女子58回)で、バレーボール部がアベック優勝を遂げた。男女とも日本体育大学との決勝戦を制し、男子は2年ぶり7回目、女子は13年ぶり6回目の栄冠。札幌校舎からも男女で出場し、男子は2回戦で、女子は予選グループ戦で敗れた。

「前回大会で負けてから、次は日本一になる、それしか考えていませんでした」と選手たちは口をそろえる。昨年度の同大会、男子は準々決勝で、女子は決勝で散った。それから1年。目指し続けた栄冠に、やっと手が届いた―。男女とも初戦から準々決勝までの4試合をストレートで制した。準決勝はともに秋のリーグ戦で敗れた相手との顔合わせ。男子は中央大学を3―1、女子は嘉悦大学を3―2で下した。

迎えた日体大との決勝戦、まずコートに立ったのは女子だった。「勝たなきゃ日本一になれないと硬くなってしまった」(吉村志穂選手・体育学部4年)と第1セットこそ落としたものの、第2セット以降は危なげなく連取して3―1に。山口かなめ主将(同)は「4年間で3度目の決勝戦。過去2回は先輩に悔しい思いをさせて、応援してくれた人をがっかりさせて……。今大会は絶対に日本一になって、皆に恩返しがしたかった」と涙ながらに喜んだ。

“最高の仲間”切磋琢磨して日本一に
前試合の興奮冷めやらぬまま始まった男子決勝戦。第1セットを先取したものの、先に王手をかけたのは日体大だった。

「男子こそ」と熱の入る日体大応援団の歓声が会場を包む中、「東海頑張れー!」と声が響く。押される雰囲気を女子部員の大声援が押し返す。「苦しいときも応援が聞こえた。いい流れを作ってくれた」と小澤翔主将(同)は振り返る。後半はスパイクをことごとくブロックし、フルセットに持ち込んだ。「泣いても笑っても最後の15点。すべてをかけて、東海らしくいこう」と声をかけ合って、秋のリーグ戦で2―3と惜敗した相手に雪辱を果たした。

男女そろっての日本一に、両部の部長も務める積山和明(まさあき)男子監督(体育学部教授)は、「普段はコートの間がわずか3メートルという狭いスペースで隣り合って練習している。切磋琢磨してきたことが大きな要因」と語る。吉村選手が「距離が近い分、ぶつかってけがをしないように、お互い気の張った練習ができている」と話せば、小澤主将は「練習中、今日の女子は気合が入っているなとか、今日は俺たちのほうが声出てるだろとか、そんな会話はしょっちゅうしています」と笑う。「決勝前日も顔を合わせて、アベック優勝を約束した。最高の仲間に出会えたからこその日本一だと思います」

記者の目 技術だけではないすべてで日本一に
「はい回って~!」。静まり返った体育館に元気な声が響く。閉会式後の午後8時過ぎ。東海大の選手たちが学生連盟のスタッフに混ざって会場の片づけを始めた。

観客席のゴミを拾い、シートを撤去し、床の汚れを雑巾で丁寧に拭き取る。数時間前まで熱戦を繰り広げていた選手たちが疲れも見せず、「本当に優勝したのかな?」と笑い合いながら作業をこなしていく。最後は9人のモップ隊が息を合わせて体育館中を走り回った。会場の片づけは学連の仕事だが、昨年は東海大女子が決勝で負けた後に感謝を込めて手伝った。「次は優勝して手伝うと決めていた」とマネジャーの上野優香里さん(体育学部4年)。吉村選手は「すべてにおいて日本一のチームが目標ですから」と笑った。

午後9時近くに作業を終えて、すがすがしい表情で引き揚げていった選手たち。その後ろ姿にあらためてこの言葉を贈った。「日本一、おめでとう」(小平彩佳・文学部3年)

 
(写真上)セッターの山口主将が女子の最優秀選手賞に。「1試合1試合に4年間の思いを込めて戦いました。最後まで気を抜かず、みんなを信じてトスを上げ続けて優勝できたことは本当にうれしい」
(写真下)男子の最優秀選手賞に輝いたライトの小澤主将。「東日本大震災の影響で春季リーグ戦が中止された今年度。バレーを続けられることに感謝して戦ってきた1年だった」

スポーツ記事一覧

2025/08/01

【夏季ユニバ】国際大会で学生、卒業生が活躍

2025/08/01

【菅生中ソフトボールクラブ】3選手が日本代表に選出

2025/08/01

【陸上競技・日本選手権】自身の大会記録を上回る力走

2025/08/01

【野球】湘南・静岡女子の両主将が代表入り

2025/08/01

【チームトライアスロン】インカレ予選で好成績

2025/08/01

【湘南男女柔道部】優勝大会で女子が3位

2025/08/01

【熊本星翔高】2年ぶり4度目

2025/08/01

【居合道部】東日本学生新人戦で優勝

2025/08/01

【ソフトテニス部】松本選手&木村選手ペア

2025/07/01

【陸上競技部】フィールド部門軸に各種目で好成績残す

2025/07/01

【野球・全日本】湘南が6年ぶりベスト4

2025/07/01

【九州男子バスケットボール部】西日本インカレで2度目の制覇

2025/07/01

【女子バレー部】経験と自信を力に

2025/07/01

【SPC】湘南の運動部向け研修会

2025/07/01

【少林寺拳法部】創部65周年を祝う

2025/07/01

【柔道】世界選手権でメダルラッシュ

2025/06/01

【柔道】香川選手が全日本選手権制す

2025/06/01

【熊本ゴルフ部】春季団体戦で男女優勝 

2025/06/01

【静岡キャンパス女子硬式野球部】「野球を楽しむ」モットーに

2025/06/01

【湘南陸上競技部】14大会ぶり8度目の栄冠 

2025/06/01

【駅伝チーム】全日本大学駅伝出場決める 

2025/06/01

【札幌陸上競技部】チーム一丸で初のV6 

2025/06/01

【熊本・湘南硬式野球部】全日本大学選手権出場決定

2025/05/01

【柔道・全日本選抜体重別選手権大会】新井選手・太田選手がタイトル獲得

2025/05/01

【柔道・皇后盃】田中選手が初制覇

2025/05/01

【相模中】マガジン杯で2年ぶりの優勝

2025/04/01

【スキー部】インカレで各選手が好成績

2025/04/01

【柔道・高校選手権】男子73キロ級・三ツ石選手が準優勝

2025/04/01

【居合道部】創部50周年を祝う

2025/04/01

【部活探訪】湘南キャンパスゴルフ部

2025/03/01

【札幌高野球部】"想像力"で冬を乗り切る

2025/03/01

【ライフセービングクラブ】待井選手・小久保選手が個人種目全制覇

2025/03/01

【柔道・グランドスラム】世界選手権へ弾みをつける

2025/03/01

【硬式野球部】創部60周年の節目を迎え

2025/02/01

【札幌高野球部】 10年ぶり選抜甲子園出場決定

2025/02/01

【相模高】 高校サッカー界に旋風

2025/02/01

【ボディビル部】 沢井選手

2025/02/01

【大阪仰星高】3年ぶりの決勝進出

2025/02/01

【駅伝チーム】 来年度に向け早くも始動

2025/01/01

【柔道・グランドスラム東京】 本田選手・池田選手が大会初V

2025/01/01

【湘南バスケ部】 試合後半に驚異の粘り

2025/01/01

【湘南キャンパス】結果報告・インカレ応援壮行会を初開催

2024/12/01

【女子サッカー部】創部14年目で悲願達成

2024/12/01

【野球】ドラフト会議で3選手に指名

2024/12/01

【Column】マスターズ甲子園に初出場

2024/12/01

【女子ハンド部】持ち味発揮しインカレベスト4

2024/12/01

【サーフィンサークルCORE】秋季全日本学生選手権大会

2024/12/01

【駅伝チーム】全日本大学駅伝15位

2024/11/01

【男女柔道部】体重別団体で2度目の男女同時V

2024/11/01

柔道部から初の力士に