スポーツ
2021/12/012年ぶりの全日本学生優勝大会
史上初となる2大会連続の男女同時優勝を果たし、歓喜の輪が広がった。男女柔道部が11月13、14の両日、千葉ポートアリーナで開催された全日本学生優勝大会に出場した。男子部は体重無差別7人制で5連覇を達成し、大会通算最多優勝回数を25回に更新。5人制に出場した女子部は2度目の連覇で6回目の大学日本一を達成した。なお、札幌校舎男子部は1回戦で國學院大学に0―7で敗れた。
【男子】5連覇で最多25回目のV “勝つための練習”で接戦制す
「2年ぶりに学生大会が開催され、そこで勝つことができた。二重の喜びを感じています」。試合後、上水研一朗監督(体育学部教授)は、「一丸となってよく戦ってくれた」と選手たちをたたえた。
今年5月、男子柔道部に所属する学生の新型コロナウイルス感染症陽性が判明。活動停止となり、本格的に稽古を再開できたのは9月中旬だった。上水監督は「このままでは試合にならない」と感じたという。6月に予定されていた無差別団体が11月に延期となり、大会まで残された時間は約2カ月。施設の利用制限などがある中でも、“勝つための練習”を徹底した。
ヤマ場となった準決勝の日本体育大学戦では、五将戦を終えて0―2の劣勢に。それでも中堅の松村颯祐主将(体育学部4年)は、「こういう場面は想定して練習してきた。やるべきことをしっかりやるだけ」と合わせ技で勝利し、副将の村尾三四郎選手(同3年)も「淡々と冷静に、自分の仕事はポイントを取ること」と大内刈りで一本勝ちした。大将の中島大貴選手(同4年)が体落としで技ありを奪い逆転勝ち。決勝では筑波大学に圧勝した。
上水監督は大会の1カ月前、選手たちに「このままでは負けるぞ。本当に勝ちたいのか?」と厳しい言葉もかけた。優勝を決め、「4年間一緒にやってきた仲間、ついてきてくれた後輩、練習に付き合ってくれた先輩方に感謝したい」と涙した松村主将。危機感を持って4年生を中心にまとまった結果だった。
12月8、9日には全日本学生体重別団体優勝大会が控える。大会後、上水監督は「今日だけは喜んでいい。明日からは次の大会に備えよう」と声をかけた。2冠に向けて、選手たちは稽古に励んでいる。
【女子】コロナ禍でもひたむきに励み 先輩の思いを背負い連覇
女子部は準々決勝で筑波大学、準決勝で龍谷大学と優勝候補を1―0で下し、初めて決勝に進出してきた福岡大学も3―1で制した。「きわどい試合ばかりで生きた心地がしなかった」と塚田真希監督(体育学部准教授)は語る。「昨年度の学生大会はすべて中止になり、試合に出たくても出られなかった選手たちがいる。それは〝背負わないといけない〟と選手たちには厳しいことも言いましたが、よくついてきてくれました」
富沢佳奈選手(体育学部4年)、香川瑞希選手(同)、松田美悠選手(同)、立川桃選手(同3年)、児玉ひかる選手(同)と前回大会の優勝メンバーが貫録の試合を見せた。「新型コロナの影響で思うように練習ができなくても、団体戦優勝を目指してひたむきにやってきた」と杵淵萌主将(同4年)。その成果を選手たちは満面の笑みで喜んだ。
明るく元気で個性豊かなチームの中心には、団体戦初出場の杵淵主将がいた。付属静岡翔洋高校から東海大学に入学する前に手首の手術に踏みきり、戦列に復帰すると時を同じくして新型コロナにより大会は中止に。「前回大会の優勝はうれしかったけれど、同じぐらい悔しかった」という瞬間を、今度はメンバーの一人として味わった。
決勝では優勝を決めた後の副将戦で片羽絞めを決められて敗れ、試合後は涙を流した。それでも、「一戦一戦地に足をつけてやっていこう」とチームを引っ張った主将を、塚田監督は「よく頑張った」とねぎらった。「次への戦いはもう始まっています。体重別団体に向けて一つひとつ取り組んでいく」と杵淵主将。2冠を目指し邁進する。
(写真上)スタンドの仲間と喜びを分かち合った
(写真下)決勝の副将戦で敗れ涙する杵淵主将を、チームメートが笑顔で出迎えた
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