総合
2024/03/01
大熊教授が計画策定への留意点を説明
平塚市総合計画審議会の会長を務めた政治経済学部経済学科の大熊一寛教授が1月25日に、平塚市役所で同市の落合克宏市長に「（仮称）次期平塚市総合計画（2次素案）」についての答申書を提出した。同計画は2031年度までの市政運営の総合的指針を定めるもの。市民らも参加した審議会は昨年7月から今年1月にかけて4回にわたって開かれてきた。
当日は、大熊教授が計画策定への留意点を示しながら、答申書を落合市長に手渡した。続いて落合市長、審議会副会長を務めた神奈川大学教授の湯川恵子氏、市職員と懇談。落合市長が、再開発が進むツインシティ大神地区、市の中心であるJR東海道線・平塚駅周辺地区、自然環境豊かな西部地域など各地区の特徴を生かしたまちづくりの推進状況を説明した。
大熊教授は、カーボンニュートラルに向けた国や地方自治体の施策などに触れ、「審議会で地域の皆さんと議論する中で、平塚市はいい所だとその魅力を再認識しましたが、『いい所』では“このままでいい”となりがちな面もあります。人口減少やDX、GXによって社会は大きく変化しており、その中で市民の暮らしをより豊かなものにしていくためには、積極的に変化を先取りしていく取り組みが重要です」と提案した。
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