総合
2023/09/01タイ・チュラロンコン大学医学部と医学部の学術交流・学生交換に関する協定がこのほど更新され、8月22日に同大学の元医学部長シュッティポン・ワチャラシンド氏ら7人が伊勢原キャンパスを訪問。協定更新式が挙行された。医学部は、2015年8月にタイの公衆衛生省と「医療分野を担う人材の育成に関する覚書」を取り交わし、16年1月にチュラロンコン大学医学部と協定を締結している。今回の更新は、協定期間の満了に伴い、さらに強い連携を図ることを目的としている。式には、森正樹医学部長をはじめ、病院本部の飯田政弘本部長、医学部付属病院の渡辺雅彦病院長、メディカルサイエンスカレッジ(伊勢原教育計画部)の濵田昌史部長らが出席した。
終了後には、国際交流委員長の加藤裕幸准教授、学生のタイ研修を担当するなど同国との交流の窓口になっている木ノ上高章准教授の進行で、「大学紹介」「共同研究」「学生交換プログラム」をテーマに意見を交換。現状や課題を共有するとともに、今後に向けての議論が交わされた。医学部付属病院高度救命救急センターやドクターヘリ、多様な研究機器を備えた生命科学統合支援センターの見学も行われた。
森学部長は、「教育はもちろん、研究や臨床におけるさらなる協力関係の構築に向けて、充実した意見交換ができました。協定の更新は、タイと日本の医学、医療の発展につながると期待しています」と語った。
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