News:教育
2021年3月1日号
浮世絵と歌で学生の思いを形に
【withコロナ時代の浮世絵展】
新型コロナ自粛期間中の苦悩と願い

「すぐそこのお花の匂い嗅ぎたいな今は我慢が命を救う」「今年こそライバル倒すと意気込んだコロナで全てなくなる試合」―昨年11月7日から1月24日まで「はだの浮世絵ギャラリー」で、秦野市・東海大学連携「withコロナ時代の浮世絵展 自粛期間中の思いと終息への願い」が開かれた。

現代教養センターの加藤次直准教授が担当する「パブリック・ワークA/挑み力(演習)」で取り組んだもの。春学期の授業で同ギャラリーの約1900点の浮世絵を画像データで見た学生たちは、今の気持ちに合うものや気に入った絵を選んでグループウェア「Teams」で共有し、選んだ理由をまとめ、歌を作った。その後、加藤准教授が絵の時代背景についてまとめ、同センターの田島祥准教授が心理学の視点から展示にアドバイス。5つのテーマで39点の浮世絵と自作の歌やコメントを含む解説が展示された。

中川蘭夢さん(理学部4年)は、「たくさんの絵を見る中で直感的に『これがいい』という作品を選びました。同じ絵でも人によって異なる視点で見ていることが興味深かった」と振り返る。加藤准教授は、「学生が選んだ絵の時代背景や描かれている内容を調べ直し、“こんな作者がいたのか”と再認識するなど私にとっても学びが多かった」と語った。

 
(写真上)「部活がしたい」「みんなで飲みに行きたい」と学生の願いが詰め込まれた
(写真下)39点の浮世絵が展示された