アンケート
2025/06/01158の国と地域が参加し、4月13日に大阪市の人工島「夢ゆめ洲しま」で開幕した「大阪・関西万博」(10月13日まで)。世界最大の木造建築物である「大屋根リング」や国内外のパビリオンなど多くの見どころが設けられている一方で、費用の増大など課題も報じられている。東海大生たちはどのように考えているのだろうか? 200人に聞いた。 (構成・編集部)
「『大阪・関西万博』に興味がありますか?」と聞いたところ、116人が「はい」と回答。そのうち、「すでに行った」「行く予定がある」を含め「行ってみたい」と答えた学生は87人に上った。中には「開幕してからだんだんと魅力的な部分が伝わってきて、行きたいと思うようになった」(文学部4年・女子)、「体験談を読むとどれも“一度は行くべき”と書かれているので、現地でクオリティーを確かめたい」(農学部2年・女子)といった声が上がった。
「行ってみたい」と答えた学生に「どんなところに興味がありますか?」と聞くと、「海外パビリオン」が51人で最も多く、「世界各国のグルメ」35人、「国内パビリオン」28人が続く。一方で「行くつもりはない」と答えた学生の理由は、「会場が遠いから」23人、「入場料や交通費、宿泊費が高いから」15人。「せっかくの機会だけれど、交通費やチケット代などを考えると学生には高額」(国際学部4年・女子)という理由も寄せられた。
多くの見どころがある一方で、開幕前から会場整備や建設の遅れ、費用の増大などの課題も指摘されている。学生たちの声の中にも「準備段階で辞退する国があり、開催直前にはメタンガスが原因と見られる事故が起き、開幕後もトイレの待ち時間といった問題が多すぎる」(農学部4年・男子)、「経費はもっと削減できるはずであり、裏には政治家にとって甘い蜜の話がありそうで快く思えない」(人文学部4年・女子)といった意見もあった。
とはいえ、国際博覧会の日本での開催は20年ぶり。「さまざまな考え方はあるけれど、一生行く機会が訪れるか分からない国や地域、国内事情などで行くのを自粛せざるを得ない地域のことも国内で知れるのは、見識を深めるうえで重要なこと」(海洋学部2年・女子)と、前向きに捉える声も聞かれた。
Q.「 大阪・関西万博」について思うところを教えてください
▶ 上海万博に行ったので、今回も絶対に行きたい(海洋学部3年・男子)
▶ 現代アートなどに興味があるので、自分の感性を研ぎ澄ませて体験したい(体育学部2年・女子)
▶ 1970年以来の大阪での万博。前回の様子は映像でしか見たことがないが、50年でどれほど内容が変わっているか、現地で様子を見ながら確認したい(文化社会学部3年)
▶ 兄が建設に携わっており、新たな日本の伝統になるかもしれないスポットなのでぜひ行きたい(経営学部4年・女子)
▶ 広報があまり上手ではないと感じる。超早割でチケットを購入していたが、特典であるパビリオン早期予約のリマインドが一切なく、機会を逃してしまった。万博関連アプリが複数存在し、別事業者から配信されているため分かりにくい(文理融合学部2年・男子)
▶ 公式キャラクター「ミャクミャク」が若者にウケていて、グッズなどもSNSでバズっており、とてもいい宣伝効果(農学部3年・女子)
▶ ミャクミャクに会いたい!!(法学部1年・男子)
▶ 大人世代は万博にマイナスイメージを持つ人が多く悲しい。各国の文化やグルメを体験でき、最新の技術を知れるのでぜひ行きたいが、旅費やチケット代が高額なので学割などがあってほしい(文学部4年・女子)
▶ 開催期間が過ぎた後、建物を壊してしまうのはもったいない(児童教育学部2年・女子)
▶ ニュースはよく聞くけれど、何を目的として開催しているのかよく分からない(経営学部4年・女子)
▶ 混雑しすぎて並ぶほどだというニュースを見ると、行くのは気が引ける(生物学部3年・女子)
▶ 万博で経済が発展するという思考が古い(文化社会学部2年・男子)
▶ 混雑が緩和できておらず、行っても楽しめないのではないか(医学部4年・女子)
▶ 万博を開催するという行為自体が目的となってしまっているのではないかと感じる(国際文化学部4年・男子)
▶ 賛否両論あるが、めったにない機会なのでいいこと(工学部1年・男子)
▶ 多額の費用を費やしたので、意味のあるものにしてほしい(大学院工学研究科1年・男子)
▶ 資金面での問題はいろいろあったと思うが、世界的なイベントであることは変わらないので、多くの人が行けるといい。日本企業の技術や世界的な建築家の作品が集まる場はなかなかないのでぜひ見てみたい(体育学部2年・女子)
▶ 未来の技術や持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩。世界中の知恵と文化が集まることで、新たな発見や感動が生まれることを期待している(海洋学部2年・女子)
未来の暮らしを大きく変える可能性がある先進技術に関心があり、次世代技術の展示や、大規模な映像・音楽による演出を自分の目で確かめたいと、現地を訪れました。
印象に残っているのは国内外のパビリオンです。「いのちの未来」では、香りや音、映像、実際に動くアンドロイドが一体となって紡ぐストーリーを体感できました。「電力館 可能性のタマゴたち」では、さまざまな経験をすることでタマゴ型デバイスを育てていきます。最後に来場者のタマゴが連動し、会場全体が一つになりました。
宇宙旅行などを体験できる「アメリカパビリオン」は、国や文化の違いを超えてみんなで力を合わせて未来をつくり出すというメッセージを強く感じました。巨大なナツメヤシの柱が印象的な「UAEパビリオン」では伝統工芸品の展示や現地の方との交流を通じて建築デザインについて理解を深め、木造建築が目を引く「北欧館」で体験した現地の暮らしや価値観も面白かったです。
パビリオンの中には予約が必要なものもあるので、事前にどこに行きたいかを決め、休憩スポットも含めて調べておくことが大切。帽子や水筒、雨傘など、天候や気温の変化に対応できる準備もオススメです。また、会場内は場所によってWi-Fiが不安定で、アプリや公式サイトの動作もスムーズではありません。アプリは起動のたびに情報がリセットされ、ログイン時にワンタイムパスワードの入力が必要で、慣れない人には扱いづらいと感じました。
そうした不便さもありましたが、夜に大屋根リングの上から見た「水と空気のスペクタクルショー『アオと夜の虹のパレード』」は圧巻で、水と光と音が融合した演出は思わず息をのむほど。現地を訪れたからこその経験ができました。
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