あなたの人生のターニングポイントは？

1位　友人や先輩、恩師との出会い……72人

・中学時代の部活動で顧問の先生から「勝負事で相手のミスを願うな。それは自分に跳ね返ってくる」と言われたこと。今もその言葉を肝に銘じている（観光学部4年・女子）

・高校のサイエンス部のコーチが素晴らしい研究者で、その人との出会いが自分も研究者を志すきっかけになった（工学部1年・男子）

・部活動やアルバイトでいい仲間と出会えたこと。無愛想な自分にも根気強く接してくれた先輩や同期のおかげで性格も明るくなった（国際文化学部4年・男子）

・受験でさまざまな失敗を経験したが、恩師の言葉があったから諦めずに最後まで走り切れた（医学部5年・女子）

・中学時代の部活動の先輩には、多くのことを教わった。同じ高校には行けなかったが、今も連絡を取り合っている（情報理工学部4年・男子）

2位　部活動やサークルなど課外活動での経験……65人

・茶道部に所属していて、部活動を通して人とのつながりの大切さや「和の心」を学んだ（大学院農学研究科2年・女子）

・東海大学の「海外研修航海」に参加したこと。学園の海洋調査研修船「望星丸」で、30日以上の船旅に出て、たくさんの仲間と絆を深められた（文化社会学部4年・男子）

・オープンキャンパスの企画でチーフを務めたこと。仕事が「楽しいもの」だと思えるようになった（国際文化学部4年・女子）

・高校の部活動で河川の環境や生き物を保護・保全する活動に携わった。この活動に感銘を受けて努力を続けた結果、北海道で生物調査を行う企業から内定をもらった（海洋学部4年・男子）

・吹奏楽部の定期演奏会でミュージカルを上演した。リーダーとして台本や照明を考えることがとても楽しかったので、いつか演劇をつくり上げてみたい（文化社会学部2年・女子）

3位　進学・留学・一人暮らしなど、環境が大きく変わった……30人

・ベルギーに住んでいたので、国際的な視野が広がり、語学力も身についた。他者の意見にも耳を傾けて考えられるようになった（農学部4年・男子）

・医師を目指して2度目の大学生活を過ごす中で、世代の異なる学生と関わり、多様な価値観を学べている（医学部5年・男子）

・コロナ禍でたくさんのサブカルチャーに触れるようになり、趣味が増えて人生が充実した（情報通信学部3年・男子）

・中学時代の自分が嫌いで、知り合いが一人もいない高校にあえて進学したこと。変わりたいと思って決意した。初めは不安でいっぱいだったが、一から関係を築き、卒業時にはよい友人がたくさんできた。自分から行動する大切さを知った（法学部1年・女子）

4位　本・映画・音楽・芸術作品に心を動かされた……28人

・漫画『ルパン三世』に出会ってから、どんな形でもいいので、この作品に携わる仕事につきたいと考えるようになった。原作者であるモンキー・パンチ先生の生まれ故郷・北海道浜中町に年に1度は通っている。この大学に入ったのも、モンキー・パンチ先生が、東海大学の前身にあたる学校に在籍していた経緯があったから（文学部4年・女子）

・ドラマを観て、将来つきたい職業が決まった（建築都市学部3年・女子）

・好きなバンドのライブに行き、MCを聞いて自分の将来について深く考えるようになった。そのときに聞いた言葉や音楽を大事にして今は資格を取るために勉強している（法学部1年・女子）

・歴史漫画の影響で努力の大切さを知った（生物学部3年・男子）

5位　大きな失敗や挫折を経験した……27人

・受験や部活で心身ともにボロボロになり、気持ちばかりが先行して体がついてこない時期があった。それでも諦めることなく、夢に向かって一歩一歩できる努力を続けられたこと。結果としてその夢はかなえられなかったが、立ち止まらずに目標に向かい続ける大切さを知った（工学部3年・女子）

・陸上競技を続けていたが、練習したくない時期があった。しかし、けがをして休んでいたときに「自分はやっぱり競技が好きだ」と気づいた。将来は、陸上競技に携わる仕事につくために勉強している（医学部5年・男子）

・受験で第一志望に合格できなかった。悔しさもあったが、「自分は完璧主義な傾向がある」と気づき、休息の大切さを学んだ。不合格の悔しさをバネに学業に励み、進学後は成績上位を保ち続けている（教養学部4年・女子）

6位　家族との関わりを通じて気づきがあった……20人

・子どもが生まれたこと。親になるとはどういうことなのか、日々子どもと一緒に成長して学び、人生観を養っている（医学部5年・男子）

・浪人した際に、両親の働く姿を見て医学部に進学したいと思うようになった（医学部2年・女子）

・父が建築士で、携わった建物に憧れて自分の将来を決めた（建築都市学部2年・男子）

・女手一つで育ててくれた母に恩返ししようと決めた（海洋学部2年・男子）

・兄や姉が努力してくれたおかげで大学に通えている。卒業して自分が稼げるようになったら、たくさん恩返しをしたい（体育学部3年・女子）

・スポーツ万能で勉強もできた兄の存在に、常に劣等感があったが、芸術コンテストで賞を獲得した際、兄からほめてもらって自信がついた。今でも兄は憧れの存在なので切磋琢磨して成長したい（人文学部2年・男子）

7位　人との別れ……19人

・両親が離婚した際、新居の契約や複雑な手続きに関する弁護士への相談などを自分で行った。主体的に動くことの大切さを学んだ（経営学部3年・女子）

・身近な人の死を通じて、「一人で生き抜く力」が身についた（法学部1年・女子）

8位　授業や研究活動で成果を得た……15人

・課題で地域情報誌をまとめる際に、地元を好きになったこと（人文学部4年・女子）

・ラジオ番組の制作を通じて、自分の意見を伝える難しさを知った（文化社会学部4年・男子）