ひと
2025/05/012月11日、沖縄県立武道館で行われた全日本剣道連盟による七段審査会。会場入りした池原卓さんの胸に湧いたのは、感謝の思いだったという。
「あとは無心」。子どものころに試合をした故郷・沖縄の思い出深い舞台で、合格を果たした。
剣道の昇段には、段位に応じた一定の経験年数が必要となる。池原さんは13歳で初段を取得してから2017年に28歳で六段を取得するまで、全ての段位に最短の経験年数で合格してきた。「6年後には七段にも最短で合格を」と鍛錬に励む日々。しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで生活が一変した。
看護師として医学部付属病院高度救命救急センターに勤務していた池原さんは、同病院に設置されたコロナ患者専用病棟に配属。率先して重症患者のケアにあたった。
「患者さんと家族を会わせてあげられないむなしさ、救えなかった命……。無力感にさいなまれました。使命感と誇りを持って精いっぱいの対応をしましたが、つらくなかったといえばうそになる」
自分の家族と会うこともままならず、剣道からも離れざるを得なかった。そんなとき思い出したのが、「人生にはいろいろなことがあるが、剣道はやめなければ強くなれる」という恩師の言葉だ。
「素振りや走り込みなど一人でできる鍛錬を続けました。家族の大切さを再認識し、これまでの生き方や剣道に対する考え方を見直す期間にもなった。自分と対峙した数年間でした」と振り返る。
「剣道では相手と対峙したら逃げることは許されません。剣道で培った精神力がコロナに立ち向かわせ、逆にコロナの経験は己を鍛えてくれました。最短合格はかないませんでしたが、沖縄で恩師や親に成長した姿を見せられてよかった。これからも今できることをコツコツと続け、仕事にも剣道にも精進していきます」
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