share

総合

2022/05/01

ダイバーシティ推進宣言と基本方針を発表

【東海大学】多様性を尊重するキャンパスづくりを推進

東海大学が3月20日に、オフィシャルサイト上で「東海大学ダイバーシティ推進宣言」とこれに基づく基本方針を山田清志学長名で発表した。建学の精神のもと、年齢や性別、性自認・性的指向、障がいなどにかかわらず、多様な背景や考えを持った個人が対話によって互いの違いを理解し、多様性が実現した状態を目指すもの。今後、大学の使命である地域・国際社会への貢献のさらなる充実を図りながら、ダイバーシティ&インクルージョンを推進していく。

 

現在、国際社会をはじめ日本国内でも、年齢や性別、性自認・性的指向、障がい、国籍、エスニシティなどの属性や、生き方や価値観の多様性(ダイバーシティ)を尊重する社会に向けて、さまざまな取り組みが求められている。
 
東海大では、2008年に「東海大学男女共同参画宣言」を策定し、教職員の育児・介護休業、時短勤務制度の拡充といったライフイベントと勤務の両立を支援するワーク・ライフ・バランスを推進。女性研究者が出産、子育て、介護等に際して「研究」と「ライフイベント」を両立できるように女性研究者研究活動支援に取り組んできた。
 
また、ハラスメント防止人権委員会の設置を通じて、セクシュアル・ハラスメントやアカデミック・ハラスメント、パワーハラスメントなど各種ハラスメント防止に向けた啓発、相談員の研修、被害者救済等も積極的に推進。障がい学生支援や留学生支援に関しても、担当部署と学部学科が協力しながら、多様なニーズを持つ学生に公正な教育機会を保障するための支援を行ってきた。
 
ユニバーシティビューローの辻由希ゼネラルマネージャー(キャンパスライフ担当・政治経済学部教授)は、「このたびの宣言は、これまでの歩みを踏まえつつ、今日の大学に求められる役割や使命に本学が応える姿勢を明確にするとともに、組織的な取り組みを推進するために策定しました。本学では、今後も多様な背景を持つ学生が学びやすい環境を整備するとともに、教職員や大学関係者も含めた本学にかかわるすべての人が多様性を尊重されながら学び、働くことのできる環境づくりを進めていきます。特にジェンダーの多様性に関する意識啓発や、性的マイノリティ学生に配慮するガイドラインの策定を急ぐとともに、障害者差別解消法の理念に基づいた障がいを持つ学生への合理的配慮について、学内でさらに浸透させていく取り組みが必要です」と話している。

 

東海大学ダイバーシティ推進宣言および基本方針

東海大学は建学の精神にのっとり、明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性をもった人材の育成を通して、調和の取れた文明社会を建設することを使命としています。
 
年齢、性別、性自認・性的指向、障がい、国籍やエスニシティ、宗教や信条などにかかわらず、多様な背景や考えをもった個人が対話によって互いの違いを理解し、対立や分断を乗り越え、社会の一員として参画できる社会、すなわち多様性と包摂(ダイバーシティ&インクルージョン)が実現した状態こそ、東海大学がめざす調和のとれた文明社会の具現化といえます。
 
東海大学では、本学で学び、働く全ての構成員(学生、教職員および本学の活動にかかわる関係者)が、それぞれの目的の達成に向けて安全・安心な環境において公正な機会を得ることを支援するとともに、自然環境の危機、経済格差の拡大や社会の分断を乗り越え、持続可能な社会を構築する力をもった市民を育て、イノベーションを生み出し、地域社会・国際社会に貢献するという大学の使命を果たすために、ダイバーシティ&インクルージョンを推進していきます。


2022年3月20日
東海大学 学長 山田清志

 

基本方針

・ 東海大学は年齢、性別、性自認・性的指向、障がい、病歴、国籍、人種、エスニシティ、言語、宗教、信条、家庭環境など多様な背景をもつ構成員が、それぞれの個性を尊重しながらともに学び、働き、能力を十分に育成・発揮できるコミュニティの形成をめざします。
・ 全ての構成員が、学修、教育、研究、就業において公正な機会を得られるように、適切な環境を整備していきます。
・ 教育、研究、大学運営に関する男女共同参画ならびに多様な構成員の参画を進めます。
・ 構成員のワーク・ライフ・バランス、ライフイベントと学業・キャリアの両立のための支援を進めます。
・ 障がいを理由とする差別の解消と、合理的配慮を必要とする構成員に対する支援を進めます。

総合記事一覧

2024/04/01

【熊本キャンパス】産学連携センターを設立

2024/03/01

フリッツ大使が客員教授就任

2024/03/01

【教養学部】地域の持続的発展に向け

2024/03/01

【札幌キャンパス】子ども向け環境学習に協力

2024/03/01

【TRIES】世界各国の専門家が集い

2024/03/01

【八王子病院】医療連携の会で意見交換

2024/03/01

【政治経済学部】大熊教授

2024/03/01

協定締結自治体に戦略を紹介

2024/01/01

「CLT」の活用に光 ウッドデザイン賞に輝く

2024/01/01

【東海大×中部大】地球市民セミナーを開催

2023/12/01

【阿蘇くまもと臨空キャンパス】落語会や学術シンポなど多彩な取り組み

2023/12/01

【静岡キャンパス】地方創生・教育研究推進へ

2023/11/01

映画『アアルト』から考える

2023/11/01

湘南キャンパスを地域に開放

2023/11/01

国連大学学長の特別講演

2023/10/01

【10/14】TOKAIグローカルフェスタ

2023/10/01

【体育学部×西伊豆町】豊かな自然や温泉地を利用

2023/09/01

松前学長をKMITL工学部が表彰

2023/09/01

【熊本&阿蘇くまもと臨空】 西原村と交流協定

2023/09/01

【医学部】 タイ・チュラロンコン大と

2023/08/01

フード・アグリテック分野で連携

2023/08/01

留萌港で望星丸を公開

2023/07/01

【北欧学科】駐日フィンランド大使が講演

2023/07/01

【健康学部】アメリカの大学院生らと交流

2023/07/01

【北欧学科】BOSEIの学生が湘南に

2023/07/01

2022年度卒業生の就職率 97.4%

2023/06/01

令和5年春の叙勲

2023/06/01

KMITLとの交流行事を展開

2023/05/01

デンマークの管楽五重奏団が来日

2023/05/01

【東海大学】地域の持続的発展に向け

2023/05/01

【静岡キャンパス】港湾事務所と連携協定

2023/05/01

海洋科学博物館で感謝のシンポ

2023/05/01

【医学部看護学科】国際医療チームとしてトルコ被災地で活動

2023/04/01

【東海大学】新学長に松前義昭理事長が就任

2023/04/01

【東海大学】UAE・ファーティマ皇太后に名誉学位

2023/03/01

【松前記念館】建学80周年を機にリニューアル

2023/02/01

阿蘇で農産物を収穫

2023/02/01

堀田知光・元医学部長に

2023/02/01

【文学部・三佐川教授】天皇陛下らと講義を聴講

2023/01/01

望星丸を活用した災害医療実証訓練

2023/01/01

【医学部付属病院群】小笠原村・父島の住民に

2022/12/01

「望星丸」を災害医療に役立てる

2022/12/01

山田学長がIAU総会で講演

2022/12/01

高輪校舎で国際セミナー

2022/12/01

【清水】キャンパスで秋の味覚を堪能

2022/11/01

【ポーランド&ウクライナ柔道チームを招聘】

2022/11/01

世界王者から柔道の技術を学ぶ

2022/11/01

【TOKAIグローカルフェスタ】キャンパスににぎわい

2022/10/01

【10/22】TOKAIグローカルフェスタ2022

2022/10/01

【九州キャンパス】県、空港事業者と協定締結