学生
2025/07/01ToCoチャレ「東海大学人力飛行機チームTUMPA」が、7月26日に滋賀県・琵琶湖で開催される「鳥人間コンテスト」の人力プロペラ機部門に出場する。6年ぶり31回目の出場となる今年度は、学生たちが手作りした「TM―48八重桜」で女性パイロットによる飛行距離記録(840.9メートル)の更新を目指す。
鳥人間コンテストに向けて開発された「八重桜」。全長は8.2メートルで、主翼幅は34メートル。コックピットが翼の上にある「低翼機」で、前方からプロペラ、コックピット、尾翼へと一直線になるよう設計されている
鳥人間コンテストは、読売テレビ放送が主催し、琵琶湖を舞台に人力や滑空機による飛行距離や設計の完成度を競う。1977年に始まり、毎年書類審査を通過した全国の大学生や社会人チームが技術を競い合っている。TUMPAは1976年に前身の団体が設立され、鳥人間コンテストにはこれまで30回出場。機体の設計から製作、飛行までを全て学生が担い、現在は約50人が所属している。
今大会に向けて、新たに全長8・2メートル、主翼幅34メートルの低翼機「TM―48八重桜」を開発した。プロペラから尾翼までが一直線につながる直線的な構造が特徴で、高い設計精度と安定性を兼ね備える。5月以降の週末は、静岡県・富士川滑空場での飛行練習を毎週実施し、記録更新に向けた機体調整を重ねてきた。
チームをまとめる萩生田匠さん(工学部3年)は「コロナ禍で技術や伝統が途絶えかけた時期もありました。卒業生や他大学の学生からもアドバイスをもらい、少しずつ知識を蓄えてきました。その努力が今回の出場につながった」と振り返る。また、主任設計の高畠玄樹さん(同)は「テストフライトでも順調に機体を調整できています。残された時間でさらに精度を高め、悔いのない挑戦にしたい」と意気込みを語った。
機体名の「八重桜」は、駆動班やプロペラ班などチームを構成する8つの班の思いと、パイロットを務める鍵岡里桜さん(同)の漢字一文字を取って名づけられた。鍵岡さんは「家族や仲間の支えがあったからこそ、今の自分がいます。記録ばかりを意識せず、感謝の気持ちを胸に、全力で琵琶湖の空を飛びたい」と語っていた。
TUMPAを含む全てのフライトは、7月26、27日の大会当日、「鳥人間コンテスト」公式YouTubeチャンネルでライブ配信される。
TUMPAとToCoチャレ「海中美化プロジェクト」が6月21日に、静岡市・三保半島先端に位置する旧三保飛行場周辺の海岸で清掃活動を行った。今年度の鳥人間コンテストに出場するTUMPAと、毎年同コンテストで着水した機体の回収をサポートしている海中美化プロジェクトが、互いの理解を深めようと企画された。
当日は、計28人の学生が参加。月に1、2回ほど静岡キャンパス近隣の三保地域の海岸清掃に取り組む海中美化プロジェクトの学生が先導し、海岸に落ちている釣り糸やペットボトル、発泡スチロールなどを1時間かけて拾い集め、7.42kgのごみを回収した。海中美化プロジェクトのリーダーを務める満田かなんさん(海洋学部3年)は、「日ごろの清掃活動で集められる量は多くても5キロほど。これほど多く回収できたのはTUMPAの皆さんのおかげです」と語った。
TUMPAリーダーの萩生田さんは、「プロジェクトの活動はものづくりが中心なので、初めて清掃活動に取り組みました。予想以上にプラスチックごみが多く驚きました。今後も、互いの知識や技術を交換できる企画を開けたらうれしい」と話していた。
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