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学生

2019/10/01

6年ぶりの世界一奪還へ

ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチーム
BWSCに向けテスト重ねる


2013年以来となる念願の世界一奪還へ、学生たちが設計から開発を進めてきたマシンが駆け出した―チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」のソーラーカーチームが、10月13日にオーストラリアで開幕する世界最大級のソーラーカーレース「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」(BWSC)に出場する。8月末から9月初旬には、この大会に向けて新たに完成したマシン「19年型Tokai Challenger」のテストも重ねられた。

今回のマシンは東レから提供を受けた高強度炭素繊維素材「トレカ」を使用したCFRPボディに、大会の冠スポンサーであるブリヂストン製のソーラーカー用タイヤ「ECOPIA with ologic」を装着。ミツバ製「ブラシレスDCダイレクトドライブモーター」を搭載するなど、多数の国内有力企業から協力を得て、学生たちが開発を進めてきた。

8月31日、9月1日には、完成後初の本格的な走行となるテストを栃木県那須塩原市にあるブリヂストン栃木プルービンググラウンド(テストコース)で実施。同社の協力を得て、走行時の安定性やコーナリング性能、ブレーキの利き具合などを念入りに確認した。
 
「今大会では有力チームの多くが比較的発電効率の高い化合物太陽電池を搭載する中、我々はシリコン系太陽電池を採用していることもあり、例年に比べてトップ勢の厳しい戦いが予想されます。その中で、こういったテストの機会ではドライバー陣の習熟を高めると同時に、クルーの学生たちも本番を想定した効率的な作業を実践的に体得しなくてはなりません」と、総監督とドライバーを務める佐川耕平助教(工学部)は語る。

学年の枠をこえて連携 3000キロの荒野へ

9月6日から8日には、秋田県の大潟村ソーラースポーツラインでさらなるテスト走行に取り組んだ。同コースはほぼ直線のみ1周約25キロという環境を生かし、長時間走行を繰り返す中で発電量やエネルギー消費量といったデータを収集。本番におけるコントロール・ポイントでの誘導や、その際に課される義務停車中の充電の手順といったピット作業も、互いに声をかけ合いながら練習を重ねた。
 
BWSCでも現地に入る約20人のメンバーを束ねるプロジェクトリーダーの武藤創さん(工学部4年)は、「2年前の前回大会経験者が国際大会初参加の後輩たちに積極的に指導するなど連携もとれています。大会までにそれぞれの役割を再確認して、レースにつなげていきます」と話した。
 

その後も湘南校舎でマシン整備と本番に向けた訓練を繰り返した学生たち。先行組は9月25日に日本を出発した。メルボルンで空輸したマシンを受け取ったのち本番のコースを逆走しながら下見し、スタート地点である北部のダーウィンに入っている。後発部隊も10月1日に出発し、マシンの整備など本番に備える予定だ。
 
レースは12日に予選、13日にダーウィンを発ち、南部のアデレードまで約3000キロの荒野を走破する厳しい道のりに挑む。

関連記事=BWSC参戦体制発表会

 
(写真上)ブリヂストンのテストコースでは高速走行時の安定性能についても確認された
(写真下)①大潟村のテストでは、監督の木村英樹教授(工学部)=右端=や佐川助教=左から2人目、特別アドバイザーの池上敦也さん(ヤマハ発動機=左端)らが走行データを細かくチェック ②義務停車時の充電では車体上部の傾け方が重要。木村教授の指導にも熱が入る ③パンク時の対応も、学生たちは本番さながらのスピードで対処した ④大潟村ソーラースポーツラインで長時間走行を重ねた19年型Tokai Challenger

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