Column:Interview
2020年12月1日号
村尾選手が講道館杯連覇
【男子柔道部】「1日も無駄にせず強くなる」

男子柔道部の村尾三四郎選手(体育学部2年)が、10月31日と11月1日に千葉ポートアリーナで開催された講道館杯全日本柔道体重別選手権大会兼全日本選抜体重別選手権大会の男子90キロ級で連覇を達成。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて練習が制限される中でも工夫を凝らし、日本一に輝いた村尾選手に話を聞いた。

「自粛期間中に取り組んできたことが実を結び、オール一本勝ちと理想的な形で優勝することができました」。初戦を相手の指導3で制すと、3回戦は体落とし、準決勝は内股で勝利し、決勝では日本体育大学の長井晃志選手(4年)を合わせ技一本で下した。

新型コロナの影響で、柔道部は4月から活動を自粛。村尾選手は神奈川県内の実家に戻り、柔道経験のある兄にも手伝ってもらいながら「大学で練習しているときと同じように朝練をして午後も練習していました。ウエートトレーニングや走り込みにも励んだ」という成果もあり、体重も増量。9月に入って部の練習が再開し、チームメートやOBの選手たちと組んだとき、「手応えはばっちりだった」という。

「組んだ瞬間に自分のほうが力が強い、投げられるとわかるようになり、試合でも心に余裕ができていい流れをつくることができました。自分の試合やほかの選手の映像を見て“これは使えるかもしれない”と新しい技も磨くことができた。以前から感じていた課題とも向き合い、解決できた自粛期間はいい時間だったと思います」

細部まで突き詰め 「勝つ確率を上げたい」
昨年の講道館杯決勝でリオデジャネイロ五輪金メダリストのベイカー茉秋選手(体育学部卒)を破り、一躍東京五輪代表に名乗りを上げたが、今年2月のグランドスラムパリ大会で3回戦負けを喫し、「小さいころから夢だった五輪出場」はかなわなかった。それ以来、「自分はまだまだ弱い、1日も無駄にすることなく強くなろうと思ってやってきました。それが今につながっている」と話す。「今はパリ五輪を意識してはいません。目の前の試合に勝っていくことが大切。結果として、その先に五輪がある」

今後は「国際大会に出て、外国人選手にも通用すると証明したい」と意欲十分。「試合の中でこうしたら勝てるという形が少しずつ見えてきました。勝負に絶対はないので、細かい部分を突き詰めて、勝つ確率を上げたい」

なお、今大会では男子81キロ級の小原拳哉選手(体育学部卒・パーク24)と100キロ超級の影浦心選手(同・日本中央競馬会)も2年ぶり2回目の優勝を果たした。

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