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付属諸学校

2018/07/01

多彩な英語教育活動を

土曜授業やクラブ活動も活用

付属諸学校で、通常のカリキュラム以外の時間を使った英語教育が盛んに行われている。今年度から学園に設置された「初等中等教育機関 英語力アップ委員会」の古瀬哲也委員長(付属浦安高校副校長)は、「授業の時間で基礎学力を高めることはもちろん大切ですが、意欲的に学びたいという生徒たちに向けて、知識の幅を広げてもらう環境を整えることも英語教育の充実には欠かせない」とその重要性を語っている。

【浦安高】独自のカリキュラムで 学びに広がりを

浦安高は3年前から隔週の土曜日に、幅広い教養や経験を身につける「土曜授業」を展開している。
生徒たちは英語や国語、数学、理科、音楽、書道などの中から興味のあるプログラムを選択。教員が考えた独自のカリキュラムの中で、さまざまな知識や経験を養っている。

英語をテーマにしたプログラムには、「TOEIC、TOEFL、GTEC受験対策講座」など資格試験での高得点を目指すものや、教科書には載らず、受験対策では習得する機会がほとんどない日常会話表現などを学ぶ「学校では絶対に教えない英語」、外国語指導助手と一緒に英語で現代の社会問題を考える「English in Modern Media and Society」などバラエティーに富んだプログラムも設けられている。

英語を担当する古瀬副校長は、「土曜授業の時間を利用することで、必修授業ではカバーしきれない表現や知識に出会うことができます。生徒自身が興味を持って科目を選択するので、より意欲的に取り組んでいるのも特徴」と語る。 

生徒からは、「英語を好きな友人たちと一緒に楽しみながら学べる環境があるのはうれしい」「文法や英単語などを机の上で学ぶのも大切だと思いますが、実際に外国人の先生たちと話しながら学ぶとより覚えやすい」といった感想が聞かれた。

【大阪仰星高】留学生と国際交流 互いに異文化を学ぶ

付属大阪仰星高校で6月16日に、「Gyosei Intercultural Symposium」が開かれた。同校では生徒の国際交流の機会を拡充することを目的に、2016年に校内の専門部署として「国際交流部」を設置。その一環として海外から留学生を受け入れている。
今回は、生徒による組織「国際交流委員会」と「English Club」の生徒13人が参加。同校の留学生4人と大阪地区在住の留学生5人を招いて交流を深めた。

初めにグループに分かれて、「麺を食べるときに音を出してすする」「電車が時間どおりに着く」など、留学生がユニークだと思う日本の文化を紙に書き出して発表した。澤田絢萌さん(1年)は、「留学生と直接話すことで、新鮮に感じることや疑問に思う文化が何なのか気づけた」と話す。

また、日本の文化を紹介しようと書道体験も実施。うちわと扇子に筆をのせ、それぞれ好きな漢字や日本語を書いた。オーストラリアから留学しているイーライ・エメゲボさん(2年)は、「扇子を持つのも書道も今日が初めて。日本語だと『楽しい』という言葉でしか表せないけれど、本当に楽しかった」と笑顔を見せた。

また同日には、文部科学省の「平成30年度官民協働海外留学支援制度~トビタテ! 留学JAPAN 日本代表プログラム」の選考に合格した鈴木佐織さん(2年)と松原奈月さん(同)が、大阪市での研修会に参加した。2人は国際交流委員会の所属で、昨年度「西方勇雄国際活動支援資金」の援助を受けて1週間のトロント研修にも参加している。鈴木さんはアメリカ、松原さんはオーストラリアに夏季休暇中3週間の留学が決定。海外でさらなる飛躍を目指す。

【諏訪高】クイズやゲームで 「楽しむ」から始める

付属諏訪高校では2016年度から、希望者を対象とした「イングリッシュワークショップ」を毎月1回開催している。放課後の時間を使い、外国語指導助手のパトリック・ラモス講師らとともに、クイズやゲームなどを取り入れて英会話を学ぶ。ワークショップを立ち上げた上條駿教諭は、「まずは英会話に対する怖さをなくすことが大切。外国人と英語でコミュニケーションできることの楽しさを体感してほしい」と話す。

6月22日のワークショップには、同校で研修中のアメリカ人大学生、ケリー・レヒーノさんも初めて参加。国際交流を行うインターアクト部や英語部の生徒ら約20人が集まった。初めにケリーさんがアメリカの文化や動物、風景を紹介し、関連する単語を学ぶ。続いて、グループの代表者がスライドに背を向けて座り、他のメンバーが映されたものを英語で説明して当てるゲームに挑戦。下級生も上級生のサポートを受けて積極的に発言し、正解するたびに拍手と歓声がわいた。

英語部に所属している河手万采さん(3年)は初回から参加。「外国人に積極的に声をかけられるようになったのがうれしい。もっと英語で話したい」と目を輝かせる。

上條教諭は、「来年度から1、2年生全員が、GTEC(スコア型英語検定)に挑戦します。ワークショップのノウハウを授業にも応用し、全生徒の英語力アップを図りたい」と話している

【静岡翔洋小】学校生活の中で 英単語をより身近に

通常の授業に加え、週2回行われている放課後のクラブ活動「アフタースクール」の中で、英語教育を推進している付属静岡翔洋小学校。
 
1、2年生の低学年クラスと3年生以上の高学年クラスに分かれて、英会話を学ぶだけでなく、ハロウィーンやクリスマスの時期には校舎内の飾りつけにも挑戦し、世界の文化も学んでいる。

また参加する児童たちは、校舎内の階段を使って、「ABC stairs」という取り組みも行っている。一段一段にアルファベットを振り分け、Aの段には「Apple」、Bの段には「Basketball」など、各アルファベットで始まる英単語を、辞書を引きながら学年をこえて意見を出し合って選択。単語にイラストを添えたものを階段に貼っていき、利用するたびに単語が学べるよう工夫している。

指導にあたる高橋佑未子教諭は、「毎年、クラブの児童がイラストを追加しています。日ごろの生活の中でも英単語に触れる機会をつくることで、学校全体で、英語への興味や関心を高めていきたい」と話している。
 
(写真上から)
▼外国語指導助手とともに楽しみながら日常会話表現などを身につけている
▼うちわと扇子に思い思いの漢字をしたためた
▼教室には笑顔があふれる
▼英単語入りのイラストで階段を彩る

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