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学生

2013/07/01

“学生の祭典”華やかに

北海道でひと足早く建学祭
旭川では7色の傘が来場者をお出迎え


6月14日から16日まで札幌、旭川両校舎で建学祭が開催された(14日は札幌のみ)。札幌は「プレゼント」、旭川は「Journey」をテーマに、学部学科の学びを生かした多彩な企画が来場者を楽しませた。芸術工学部の3、4年生が学ぶ旭川校舎では、今回が“最後の建学祭”と位置づけ、アートや建築を学ぶ学生らしく作品展示をメーンに据えた。1号館の玄関ホールとステージのある中庭では、360本の傘で作り上げた「Umbrella Sky」が来場者をお出迎え。木工や写真、イラストなどの各種展示には学生や教員だけでなく、卒業生の力作も並び、建学祭を彩った。

【札幌】笑顔あふれた3日間
学部学科の特色生かす

札幌校舎のテーマ「プレゼント」は、「楽しむ(Pleasant)」と「贈り物(Present)」という日本語にすると発音の近い2つの単語を意味する。「贈り物をもらったときのような、楽しい気持ちになってほしいという思いを込めました」と実行委員会の成田賢右委員長(生物学部2年)は語る。部活動やサークルによる恒例の模擬店やステージパフォーマンスが会場を盛り上げたほか、生物学部と国際文化学部デザイン文化学科が設置されて2年目を迎えたこともあり、特色を生かした企画も目立った。

海洋生物科学科と、今年2月に発足した「水族生物展示研究同好会」は、合同で初めてタッチングプールや水棲生物の展示を行った。水槽に入れられたウニやカニ、カレイなどに触れて子どもたちは大興奮。舘友裕さん(生物理工学部3年)と古谷信さん(同)は「水棲生物について知ってもらう機会にしたいと思った。研究材料だけでなく、メンバーが小樽湾などで釣ってきた魚も入っています。予想以上に楽しんでもらえてよかった」と話す。

模擬店ではデザイン文化学科の1年生が、授業で作ったオリジナルTシャツを販売。美術同好会「ART LABO」による作品展示も行われ、どちらも多くの来場者でにぎわいを見せていた。成田委員長は、「たくさんのお客さんが笑顔になってくれてよかった。楽しんでいる様子が伝わってきました」と充実の表情を見せていた。

【旭川】新たな旅路に出かけよう
芸術工学部らしさ重視

頭上で揺れる7色の傘が来場者の視線を誘う。旭川校舎のメーンは中庭と1号館玄関ホールに設置された「Umbrella Sky」だ。ポルトガルの街で毎夏に設営される街全体を使ったアート作品を参考に制作したが、作業は一筋縄ではいかなかった。まずは中庭で釣り糸を格子状に組み傘を乗せた。しかし暑さで糸が伸びてゆるんでしまい、傘の糸が当たっている部分は裂けてしまった。実行委員の高瀬和樹さん(芸術工学部3年)は、「建学祭まであまり時間もなかったので、中庭は無理だと判断しました。せめて玄関ホールだけは完成させようと皆で話し合った」と振り返る。

釣り糸をロープに変え、傘はひっくり返して持ち手をかけることで改善。玄関ホールを7色の傘が彩る――。そんなとき、大野仰一教授(国際文化学部)から声をかけられた。「こんなに立派なものが作れるのだから、“あきらめずに最後までやれ”と言われました。自分たちも悔しいと思っていたので、火がつきました」と高瀬さん。玄関ホールの例を生かして距離も見直し、校舎3階の手すりから地上の木に渡すことで成功させた。建学祭1日目の降雨で傘に水がたまるアクシデントもあったが、事前にあけておいた穴に下から釘などを刺して水を抜き、一つの傘も落ちることはなかった。

参加型企画も好評
2日目は晴天に恵まれ、空中で揺れる傘と太陽を通して地面に映ったカラフルな影に、多くの来場者が感嘆の声を上げていた。そのほか校舎内外で行った各種作品展示や講演会のほか、Tシャツに水彩絵の具で描く「Wear Painting」など来場者参加型企画も好評だった。

旭川校舎という大きなテントを畳んで、新たな旅路に出かけよう―。“最後の建学祭”と位置づけ、「Journey」をテーマにした今年。実行委員会の小平一仁委員長(芸術工学部3年)は、「多くの人が力を貸してくれたおかげで、芸術工学部らしい、集大成の建学祭になったと思う」と語っていた。

 
(写真上から)
▽観客も一体となって盛り上がりを見せた軽音楽部のライブ
▽水槽の生き物たちに触れて、喜ぶ子どもたち
▽360本もの傘で作り上げた「Umbrella Sky」
▽昨年まで“7年連続雨”という旭川の建学祭。雨対策も入念に、と傘に水抜きの穴をあける。実行委員の呼びかけに多くの学生が協力した

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