Column:Interview
2021年1月1日号
【卒業生訪問!】憧れの舞台で演奏


打楽器奏者
宮澤尚樹さん(教養学部2019年度卒)


「大学に入学した年に、このホールで演奏する先輩の姿を見て、『自分も絶対にここで演奏する』と決意した」
 
教養学部芸術学科音楽学課程を昨年度に卒業した宮澤尚樹さんが、昨年11月21、22日に東京文化会館大ホールで開かれた「第90回読売新人演奏会Final」に出演した。全国35の大学・短期大学で音楽を専攻し、トップクラスの成績を修め学内選抜された約100人の新人演奏家が出演する演奏会。打楽器奏者である宮澤さんは在学時、吹奏楽研究会の主将として全日本吹奏楽コンクール大学の部で4年連続7度目の金賞に貢献し、同課程の卒業演奏試験で1位を獲得して出場権を得た。

初日に出演した宮澤さんは、『スネアドラム独奏のためのアスヴェンチュラス』(作曲=アレクセイ・ゲラシメス)を演奏。3種類のドラムスティックや指先で多彩な質感の響きを表現した。

今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により演奏会の中止が続き、今回が卒業後初めての舞台に。「緊張がひどく、先生からのアドバイスで観客席は見ないようにした」と、演奏中の立ち位置を横向きにしたものの、「舞台に立ったら自分の世界に入った。憧れていた舞台でとても楽しんで演奏することができました」と笑顔を見せた。

現在はフリー奏者の宮澤さん。今後は東海大を練習の拠点とし、実績を積んで楽団入りを目指すという。「大学時代、全日本吹奏楽コンクールをはじめ数々の舞台で演奏できたことが自信につながっている。支えてくださった先生方や吹研の後輩たち、コロナ禍でも演奏会を開催してくださった主催者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。今回の経験を糧に奏者として成長していきたい」

 
(写真)「先生方に“宮澤くんに合っている曲”と勧められて取り組んだ。スネアドラムでソロ演奏する人は少ないので、ほかの曲にも取り組んでみたい」と意欲を見せる