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学園

2015/03/01

第46回海外研修航海 アジアの海を巡る船旅へ

期待を胸に研修団が出発!!

学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174㌧)でアジアを巡り、各国の文化を学ぶ―。「第46回海外研修航海」の出港式が、2月17日に静岡市の付属翔洋高校で開かれた。式典には、松前義昭副総長・理事長をはじめとする学園関係者のほか、保護者らが来場。全国の校舎、医療技術短期大学から集まった89人と団役員13人の計102人からなる研修団を見送った。

出港式では松前理事長が、自身が学生や団役員として参加した当時の思い出に触れながら研修団を激励。「仲間と協力するうえで何が大切かを十分に体得し、互いに高め合ってくれることを期待しています」と語った。その後、岡田喜裕団長(海洋学部教授)、望星丸の荒木直行船長、石田大也学生長(海洋学部4年)が松前理事長を前に航海の成功を宣誓した。
 
海外研修航海は、諸外国の文化に触れ、そこに住む人々と交流することで国際的な視野を養い、共同生活を通じて自主性と協調性を養う、学校法人東海大学独自の教育プログラム。1968年に始まり、これまで約3500人の学生が参加している。

石垣・ブルネイを初訪問 各地で交流を楽しむ

今回の研修団は、「Break Through to a New You〜仲間と拓く未来の航路〜」をテーマに設定。岡田団長は、「勇気と謙虚さを持って自らを仲間にさらけ出し、外国の文化を肌で感じて大いに成長してほしいとの期待を込めた」と語る。

一行は、2月17日に静岡市・清水港を出港。石垣島、ブルネイ、タイ、台湾、那覇を訪問し、3月26日に清水港に帰港する。このうち、昨年東海大と協定を締結した石垣市と、ブルネイは海外研修航海として初めての訪問となる。
 
タイと台湾では、東海大と協定を締結しているモンクット王ラカバン工科大学と東トン海ハイ大學を訪問。互いの伝統文化紹介やスポーツを通して交流するほか、両大学の学生が一緒にバンコクや台中の町を散策するツアーも組まれている。
 
江森翔伍さん(政治経済学部2年)は、「参加するにあたって、訪問先について自分なりに勉強してきた。その結果を各国の大学生にぶつけ、文化に触れることで各地の実際の姿を学んできたい」と語る。

社会人の基礎を体得する船内での共同生活
船内では、班ごとに食事や清掃当番を分担し共同生活を送りながら、スポーツ大会などのイベントを企画。団役員らの講義を受け、寄港地について学ぶ洋上講座やクラブ活動も行うなど盛りだくさんのプログラムが展開される。
 
茂木彩乃さん(文学部3年)は、「同年代の仲間と船内で共同生活を送れるだけでも貴重な体験。どんな発見があるか今から楽しみ」と語る。石井陽菜さん(海洋学部4年)は、「皆で努力しながら問題を解決していくことで、社会人に欠かせない力が身につくと期待している」と語る。
 
多くの人に見送られて始まった38日間の航海。「清水に帰ってきたとき、成長した自分に会えると思う」と期待に胸を膨らませていた。

(写真)あいにくの雨模様にもかかわらず、望星丸の出港には、多くの保護者や友人が駆けつけた。「行ってらっしゃい」「頑張ってね」と声をかける見送りに、学生たちは心持ち緊張しながら、笑顔で手を振っていた
 
学生長の声 石田大也さん
船内での共同生活や寄港地の交流では、日常生活ではできない経験が待っていると思います。ときには困難なことがあるかもしれませんし、テレビやインターネットでは知ることのできない思わぬ発見に戸惑うこともあるかもしれません。
 
一つひとつの経験を皆が自分なりに消化して、固定概念や思い込みにとらわれず広い視野で世界に向き合う力を身につけたいと思います。

 
Column 親子でつなぐ研修航海の絆

46回の歴史を数える海外研修航海。東海大学在学時に参加し、その後生まれた子どもも東海大生となって望星丸で世界の海を巡る―そんな親子参加者もいる。

30年前の1984年に、サイパンやオーストラリアを巡った第16回海外研修航海に参加した奥田惠美さん(86年度修了)は、大学卒業後に同じ航海で航海士を目指す練習生として乗船していた聡さん(84年度修了)と再会。意気投合して結婚した2人の間に生まれた娘の葵さん(生物学部2年)が今回の航海に、研修生として乗船している。

「東海大に入る前から研修航海の魅力は聞いていたけれど、応募するかどうかは悩んだ」という葵さん。その背中を押したのは惠美さんの、「航海の経験はとっても大切な財産になった」という話と聡さんの「どんなことでも勇気を出して挑戦してほしい」との言葉だった。

実は今回の航海では、もう一つの〝縁〞もつながっている。第16回に研修生として参加した伊地知優さんが、副団長として乗船しているのだ。出港を前に、「親子2代とともに旅するのは、このプログラムが長く続いているからこそ。感無量です」とひとこと。葵さんも、「航海では普通の大学生活では経験できない何かを見つけたい」と意気込んだ。
 
(写真)出港式に駆けつけた両親と葵さん(中央)

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