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アンケート

2018/05/01
東海大生に聞きました

防災・減災を意識している?

各地に大きな被害をもたらした東日本大震災発生から7年、熊本地震からは2年が経った。復興への歩みが進められる一方、将来的には南海トラフ地震の発生も懸念されている。地震だけでなく、近年は暴風雨による洪水や河川の氾濫、土砂崩れの被害も多い。さらには豪雪や火山の噴火と自然の脅威は高まるばかり……。このような大規模災害を学生たちは普段から意識しているのだろうか? 200人に聞いた。 (構成・編集部)

北海道から九州まで、全国にキャンパスが広がる東海大学。各地の自然環境や起こり得る災害は当然異なるが、「住んでいる地区で特に心配だと思う災害はありますか?」の問いに、172人もの学生が「地震」と答えた。やはり日本列島各地に甚大な被害をもたらしてきた災害への不安は大きいようだ。

さまざまな災害の発生を不安に思う一方、「これから起こり得る災害に普段から備えていますか?」の問いには58%の学生が「いいえ」と回答。「どのように対策すればよいかわからない」「面倒くさい」などの理由が多いが、中には「小中高では避難訓練があり災害に関心を持てたが、大学にはそのような行事がなく、危機感が薄れている」(生物学部3年・女子)との意見も寄せられた。

「備えている」と答えた学生たちからは、「どこに出かけるにしても常に避難場所を意識して行動すれば、何か起きてもすぐに対応できる」(政治経済学部3年・女子)、「家具の固定や非常食を準備している」(海洋学部2年・男子)などのコメントが聞かれる。
 
「災害はいずれ起きる。日ごろから対策していれば生き延びる可能性を少しでも上げられる」(法学部1年・男子)のように他人事と思わず、普段から意識することが大切だ。

いざというときのために「安否確認システム」の活用を!

東海大学では、地震などの災害用に「安否確認システム」を導入している。災害時に各学生や教職員に安否確認のメールやメッセージを送信。スマートフォンに専用アプリをインストールしておくと、図のようなメッセージが現れ、それぞれの質問に返答することで、大学が学生や教職員の所在や安否を迅速に確認することができる。スマホの場合、位置情報も自動発信されるため、負傷した場合にも迅速な救援派遣などにより被害を最小限に留められる可能性がある。

年に数回、全学的にこの安否確認システムの訓練を実施しているが、学生からの平均返答率は30%程度にとどまっている。危機管理担当の石丸明弘副学長は、「熊本地震が起きた際もこのシステムが作動しましたが、学生からの返答率は30%程度でした。それ以外の学生には、湘南校舎の職員が土日に出勤して電話をかけ続けて安否を確認しました。大震災はいつ起こるかわかりません。普段から安否確認システムを使い慣れておかないと、いざというときに使えません。学生たちにもっと危機意識を持ってもらい、安否確認システムの返答率を上げていきたい」と話している。


学生たちの声から
Q. これから取り組みたい対策や、防災・減災について思うことは?
▼避難場所の把握やハザードマップの作成、保存食を常備する(理学部4年・女子)
▼周囲の防災への意識が足りていないように感じるので、ポスターなどで呼びかけては(情報通信学部2年・女子)
▼海洋学部では大地震に備えた授業や地震発生時の訓練が行われている。海が近いため、海難事故に遭遇してしまったときの身の守り方を講義と実技で学べる(海洋学部4年・男子)
▼同じアパートに住む人の顔がわからないので、いざというときに助け合えるか不安(文学部3年・女子)
▼身近な防災として、回覧板を通じて地域に対策を周知してもらいたい(観光学部3年・女子)
▼地域の防災訓練に参加してみたい(文化社会学部1年・女子)
▼防災士の資格を取得したので、率先して防災啓発に取り組み、過去の災害からの教訓を積極的に学びたい(文学部3年・男子)
▼祖父にLINEの使い方を教えて、災害が起きたときに祖父母の安否確認ができるようにする(健康科学部3年・女子)
▼個人での対策ももちろん大切だが、大きな災害でできることは限られる。国や市などの自治体にしっかり対策してもらいたい(情報理工学部2年・男子)
▼このアンケートに回答したことであらためて防災意識を高めようと思った(工学部1年・女子)
▼避難したときに家族と集合できる場所をあらかじめ決めておく(体育学部2年・男子)
▼東日本大震災の際、家族や知人となかなか連絡がとれなかったので、安全確認のできるシステムがあると安心(医学部4年・男子)
▼スマホの充電をMAXにして、足の高いベッドで寝ることが、地震が起きたときに役立つ(農学部3年・男子)
▼大学内での避難経路を確認しておく(生物学部3年・男子)

 
【学生アンケート調査】●調査期間:4月2日~17日●調査対象者:東海大学在学生(湘南校舎:137人、代々木校舎:4人、高輪校舎10人、清水校舎:14人、伊勢原校舎:11人、熊本校舎:14人、札幌校舎:10人)●調査回答数:200人●調査方法:①学生モニターに東海大学新聞WEB版のアンケートフォームから回答を得る②キャンパス内でアンケート用紙を直接配布、またはWEB版にアクセスしてもらい回答を得る

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