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2021年7月1日号
障がい者の芸術作品を紹介
「ともいきアートサポート事業」常設展示

神奈川県と東海大学が2020年度から取り組んでいる「ともいきアートサポート事業」による障がい者アート作品の常設展示が、6月10日から神奈川県立青少年センター・スタジオHIKARIの交流スペースで始まった。学生たちは作品の搬入や展示設営、オンライン展示の制作など企画・運営に参加している。

「ともいきアートサポート事業」は、神奈川県が掲げる「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念の実現に向けて、障がいの程度や状態にかかわらず、誰でも文化芸術を鑑賞・創作・発表できる機会を提供する取り組み。東海大では、教職資格センターの篠原聰准教授と学芸員資格の取得を目指す学生たちが企画・運営を担当している。

来年3月6日まで、県内で障がい者によるアート活動を支援している「NPO法人studio FLAT」「衞快studio COOCA」「認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル」に所属するアーティストの作品が定期的に入れ替えられる。篠原准教授と学生たちは、オンライン展示として松前記念館のサイト内に特設ページを開設し、展示作品の紹介も行っている。

企画のサポートリーダーを務める川㟢一史さん(文化社会学部4年)は、「障がい者アーティストの作品が多くの人の目に触れることで、多様性や共生社会の実現など考えるきっかけになれば」と話す。常設展示の内容を紹介する映像作品の制作に取り組む中郡梨子さん(教養学部4年)は、「アーティストの作品を表に出すための力になりたいと活動に参加しました。作品をただ紹介するだけでなく、事業の理念や作者の思いを伝えられるような映像にしたい」と意気込みを語る。映像は7月末ごろの公開に向けて制作が進められている。

篠原准教授は、「実際に見てもらうのが一番ですが、コロナ禍で会場に足を運ぶのが難しい人もいるため、オンライン展示という新しい形式も取り入れました。障がい者アーティストは創作・発表の場自体が限られていますが、このような機会を増やすことで誰もが芸術を楽しむことができるような活動を展開していきたい」と話した。

 
(写真上)(左から)事業を担当する神奈川県福祉子どもみらい局共進本部室共生グループの相場延弘さんと中郡さん、篠原准教授
(写真下)アート作品を梱包し、搬入作業を行うサポートリーダーの川さんと篠原准教授