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スポーツ

2013/05/01

エース復活へ 皇后盃で手応えつかむ

女子柔道部主将 烏帽子美久選手(体育学部4年)

4月21日に横浜文化体育館で開催された皇后盃全日本女子選手権大会に、女子柔道部の烏帽子美久選手(体育学部4年)が出場した。重量級のエースとして1年時から期待されてきたが、昨年の同大会で右肩を脱臼。今大会は手術を経て約1年ぶりの全国の舞台となった。結果は4回戦で敗れ5位だったが、今後に向けた手応えを感じる大会だった。

「畳に上がった瞬間はめちゃくちゃ緊張したけれど、“攻める”自分の柔道を全部出そうという姿勢で臨めました」
 
体重無差別で女子柔道日本一を争う皇后盃。烏帽子選手は、初戦から切れ味鋭い内股、豪快なすくい投げで連続一本勝ちすると、4回戦は前回覇者の山部佳苗選手(ミキハウス)と対戦する。「積極的に動いてくる選手。先手を取って攻めたい」と組み手で駆け引きを繰り返すも、決め手を欠く。勝負は判定へと持ち込まれ、1―2と相手に軍配が上がった。「自分のほうが技を出せたという実感はあったけれど、最後の1分半、攻撃が減ったことが敗因。スタミナが課題です」と冷静に分析する。

強化指定復帰を目指す 主将としても活躍を
埼玉栄高校で史上初の女子団体3冠に貢献。大学では1年時から全国大会に出場し、団体戦でもレギュラーとして活躍してきた。しかし2年生の秋、試合で投げ技を放った際に、右肩を脱臼する。3年春の皇后盃でも再び同じ個所を負傷―。その間に国際大会に出場できる全日本柔道連盟の強化指定からも外れた。「将来、世界で戦うために、強化選手に戻りたい」。リハビリを経て再び柔道着に袖を通すと、男子選手とも組み合い、激しい練習を積んできた。
 
昨年11月には、女子柔道部の主将にも任命された。「復帰したばかりで不安もあったけれど、とにかくやるしかない」と意気込むのは、6年間遠ざかっている団体戦・全日本学生柔道優勝大会(今年度は6月22、23日に日本武道館で開催)の優勝という大目標があるからだ。「コンディションは上がっています。団体戦でもポイントゲッターとして活躍して、とにかく勝ちたい」

えぼし・みく 1992年鹿児島県生まれ。身長167センチ、体重93キロ、女子78キロ超級では小柄。「自分より大きな選手に勝つほうがカッコいい(笑)。柔よく剛を制す」

 
OG・田知本選手準V、女王まであと一歩
皇后盃には、烏帽子選手のほかにも、東海大学出身の田知本愛選手(体育学部2010年度卒・ALSOK)と市橋寿々華選手(同・大阪府警)が出場。市橋選手は初戦で敗れたが、田知本選手が準優勝した。田知本選手は準決勝までの4試合を順調に勝ち進み、初めて決勝に進出した。しかし、ロンドン五輪女子78キロ級代表の緒方亜香里選手(了徳寺学園職員)に中盤で有効を奪われ、積極的に攻めに出たが届かず、惜しくも敗れた。

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