News:教育
2021年6月1日号
【健康学部】地域住民の食育に貢献
秦野市&伊勢原市でインターンシップ

健康学部の学生がこのほど、秦野市と伊勢原市の食育のための動画や資料を制作。それぞれ両市で活用されている。産業界・地域社会との交流、相互理解などを目的に昨年度秋学期に初開講された「インターンシップ」の授業で取り組んだもの。秦野市教育委員会と伊勢原市健康づくり課でのインターンに参加した学生たちが動画や資料の制作に取り組んだ。

神信穂さん(4年)と杉山玲央さん(同)は秦野市教育委員会の協力を得て同市の栄養課題に取り組んだ。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため現地での実習はできなかったが、指導する森真理准教授から、同市の中学校では牛乳だけを配布する「牛乳給食」が導入されているが、飲まない子どもが増えているといった課題を聞き、神さんは動画を、杉山さんは資料を制作。学校給食で牛乳が導入されている理由や、不足すると生活習慣病の原因になること、他の食品で代用する方法なども紹介した。動画は同市のYouTubeチャンネルで公開され、資料は市内の中学生の保護者らに配布される予定だ。

神さんは「牛乳の大切さを知ることで食環境を整え、体づくりにつなげられればと、短くわかりやすい動画を心がけました」とコメント。杉山さんは、「実際の健康課題と向き合い、どうしたら改善できるかを考えるのはとても楽しかった。自分自身もあらためて勉強するきっかけになりました」と振り返った。

長田裕和さん(同)と滝澤裕香さん(同)、水谷仁さん(同)は、伊勢原市健康づくり課で業務を体験。高齢者向けの検診の受付などを手伝う一方、欠食問題を解決するために、同市市役所の食堂で使用する和食や洋食など5種類の朝食例を紹介するポップや、QRコードを読み込むと15分程度で作れる簡単なレシピを見ることができる立体ポップを制作した。

滝澤さんは、「健康づくり課の栄養士さんに相談しながら、自宅で調理をして写真を撮りながらレシピを考えたので、形になってうれしいです。公務員志望で市役所の仕事を体験してみたくて参加しましたが、市民と行政の距離が近く、職員の皆さんが検診に来る人の性格まで把握していて驚きました」と新たな気づきを得た様子だった。

 
(写真上から)
▼食育のための動画や資料を制作した学生たち
▼杉山さんは牛乳の必要性をまとめた
▼伊勢原市役所の食堂に設置されたポップ。レシピはQRコードを参照