News:付属諸学校
2020年11月1日号
【浦安中】シティズンシップを養う
「服のチカラプロジェクト」で

付属浦安高校中等部の2年生が総合的な学習の時間で、ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングが主宰する「狷呂韻茲Α服のチカラ〞プロジェクト」に挑戦。10月3日には、千葉県・浦安市役所や市川市役所、校内で収集した子ども服を整理し、主宰者へと発送した。

浦安中ではこれまで、土曜日に開講している「浦安人生学」の授業で特徴的なプログラムを展開してきた。来年度からは、市民として必要な要素を育む「シティズンシップ教育」の導入を計画している。服のチカラプロジェクトはこの先行授業として、国連が定めた持続可能な開発目標「SDGs」と結びつけた授業として開講された=詳細は10月1日号掲載。

2学年主任の島晴己子教諭は、「プロジェクトは、参加する子どもたちが主体となって、不要になった子ども服を回収して世界各地の難民に届ける活動。生徒たちの学びにつながるプログラムとして参加を決めました」と話す。

生徒たちは7月からプロジェクト実施に向けた取り組みを開始。夏休み明けの9月には服を回収するための箱や、協力を訴えるポスターを制作した。「見た人にわかりやすく、きれいにまとめることを心がけました」と川中洸太さん。佐藤菫さんは、「SDGsについて詳しくは知りませんでしたが、授業を通じて周囲の人たちに広めることで、世界の問題を少しでも解決できれば」と話す。

4クラスで学校内や市役所に設置した回収箱には、3100枚をこえる服が寄せられた。生徒たちは3日の授業で、それらを一枚一枚丁寧に畳み、送付用の段ボールに納めていった。

「自分の行動でも広い範囲に影響を与えられることがわかりました。多くの人たちに協力してもらえてうれしい」と中條帆乃香さんは感想を語る。島教諭は生徒たちに向けて「小さな力でも、やる気があれば世の中は変わっていく。SDGsは皆にもできることがあることを知ってほしい」と語りかけていた。

 
(写真上)生徒たちは一枚ずつ折り畳み、枚数をチェックして箱へと納めていった
(写真下)発送作業の後には、服を送る先の難民たちに向けたメッセージも手書きした