News:ひと
2018/11/01 シリア代表で世界に挑む
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2018/11/01 移民問題を考える
2018年11月1日号
シリア代表で世界に挑む
日本で技術を磨き 目指すは東京五輪
体操競技部 アル・スレイマン・ヤザン選手(別科日本語研修課程)

内戦が続く母国・シリアを離れ、日本で体操の技術を学び、東京五輪を目指す―。途上国のアスリートを受け入れる「IOCオリンピックソリダリティ2020年東京オリンピックプログラム」で、4月から湘南校舎の体操競技部で練習に励むヤザン選手。10 月25日から11月3日までカタールで開かれている世界選手権大会のゆかとあん馬に、シリア代表で出場している。

体操が好きな父の勧めで4歳から競技を始め、シリア代表チームにも選ばれて練習を重ねてきた。来日当初は日本語もほとんど話せず苦労もあったというが、「授業で習ったことを家に帰って復習したり、チームメートと話したりするうちに会話はずいぶんできるようになってきた」という。「漢字はまだ苦手……」と苦笑するが、練習の合間には部員と談笑するなど、すっかり溶け込んでいる。

シリア代表コーチとして帯同する体操競技部の小西康仁コーチ(体育学部非常勤講師)は、「明るく、どんなことも吸収したいという意欲にあふれているので、基礎からもう一度しっかり鍛えていけば、さらに成長できる」と期待する。「夢は東京五輪」と言いきるヤザン選手。間近に迫った大舞台へ、進化を加速する。(10月26日記)
 
(写真)「世界選手権で経験を積みたい」と意気込む