News:ひと
2017/02/01 宇宙に住む時代に 恩師と貢献したい
2016/11/01 銀に導いたガイドランナー
2016/09/01 英検1級を取得
2017年2月1日号
宇宙に住む時代に 恩師と貢献したい
JAXAの閉鎖環境滞在試験に参加
盒饗觧海気(工学部建築学科4年)

国際宇宙ステーションなど宇宙の閉ざされた環境が再現されている、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士養成棟閉鎖環境適応訓練設備(茨城県つくば市)。そこで昨年12月2日から15日まで行われた滞在試験に、工学部建築学科4年の盒饗觧海気鵑参加した。宇宙飛行士の古川聡さんらが参加するJAXAの研究プロジェクトの一環で行われたもので、1000倍をこえる倍率の中から、20代から50代までの被験者8人の1人に選ばれた。

「閉鎖空間の中で、人がどんな精神状態になるのかを知りたいと応募しました。制限の多い環境の中で宇宙飛行士さながらに分刻みのスケジュールをこなすなど、ほかではできない貴重な経験が積めました。滞在中の日々の様子や変化をまとめたノートは、僕の財産です」と充実した笑顔で振り返った。

祖父が大工だったこともあって、子どものころから建築に興味があり一度は名古屋の大学に進んだ。進学後、「宇宙建築」という分野があることを知り、東海大学に転学。十亀昭人准教授のもとで、宇宙で建設する展開構造物の研究に取り組んでいる。その一方で、宇宙建築を勉強する学生有志のサークル「TNTラボ」にも参加。イベントなどを開いて、学内外の専門家や学生とも交流している。

「今まで誰も実現させたことのない施設を考えるのが何より面白い。将来は、学生時代に学んだことやネットワークを生かして宇宙建築を実現するビジネスに携わりたい。先生の技術を僕が世界で初めて商業化する。そんなことができたら最高ですね」
 
(写真)宇宙飛行士の古川さんから贈られたサインを手に