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2017年9月1日号
【菅生高硬式野球部】創部初のベスト4
17年ぶりの夏 投打に充実の戦力で

菅生高校硬式野球部が、8月8日から23日まで兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催された全国高校選手権大会に17年ぶり3回目の出場を果たし、創部初のベスト4に入った。スタンドでは連日、生徒や教職員、卒業生や保護者らが大声援を送り、選手たちを後押しした。

予選となった西東京大会は、初戦で桐朋高校に3 ― 2で辛勝する苦しいスタートとなったものの、準々決勝で春の選抜高校大会に出場した日本大学第三高校を5 ― 0で破り、決勝では清宮幸太郎選手(3年)を擁する早稲田実業学校を6 ― 2で下し選手権切符を手にした。

6試合で45得点と猛打を発揮した打線は甲子園でも健在だった。高岡商業高校との初戦は4 ― 1で迎えた9回表、奥村治選手(3年)の3点本塁打などで一挙7点を挙げる。投げては「途中から緊張もほぐれて、楽しく投げられた」というエース松本健吾選手(同)が9回を7安打1失点に抑えて快勝した。

続く青森山田高校との3回戦は、3番・小玉佳吾主将(同)、4番・片山昂星選手(2年)の本塁打を含む19安打で9得点。「松本さんの投球を見て自分も早く投げたいと思っていた。メラメラ、ワクワクしながらマウンドに上がった」というもう一人のエース戸田懐生選手(同)が9回を6安打1失点とし、春夏の甲子園通じて初めて一大会2勝目を挙げた。

三本松高校との準々決勝も小玉主将と佐藤弘教選手(3年)の本塁打などで9 ― 1と圧倒。若林弘泰監督(菅生高教諭)は、「西東京で打ち勝ってきた経験が自信となり、自分たちのペースで試合ができている。とても頼もしい」と、創部初のベスト4を喜んだ。

「新チーム発足当初から全国制覇を目標にやってきた。全員野球で勝ちたい」(小玉主将)と臨んだ花咲徳栄高校との準決勝は、取っては取り返されるシーソーゲームとなり、2点を追う9回裏に同点に追いついたものの、延長11回に3点を許し6 ― 9。それでも、決勝で広陵高校に14― 4で勝利して初優勝を飾った相手を、最後まで追い詰める激闘だった。

選手に届け! スタンドから大声援

甲子園での全4試合、スタンドからは応援団の大声援が響いた。チャンスになると『SUGAOMIX』で一気に盛り上がり選手を後押し。吹奏楽部の森本泰生さん(3年)は、「SUGAO MIXは『かっぽれ侫武夛』『ちゃっきり節』などをアレンジしたオリジナル曲です。応援ではかっぽれ侫武夛の部分を使っています。選手に届く応援をしたい」と語った。

付属相模高校野球部で若林監督の1学年後輩だったという父母会長の中村直康さんは、「若林先輩はとても尊敬できる人だった。息子2人が菅生高野球部に進んだのもその人柄あってこそ。生活面もきちんと指導し、みんなに応援してもらえる選手に育ててくれましたし、試合を重ねるごとに強くなっていった」と成長に目を細める。峰岸英仁校長は、「本校には強い部活がたくさんありますが、中でも野球部はいちばん礼儀正しい」と話し、「今大会は守備も打撃も安心して見ていられた。応援団も含め、よく頑張った」とたたえた。

昨秋から応援団長を務める野球部の大沼康平さん(3年)は、「部全体で仲がよく、試合になると一体感が生まれるのが今チームのいいところ。甲子園ではスタンドが一体となる理想どおりの応援ができ、いい夏になりました。後輩たちには一つずつ上を目指してほしい」とエールを送った。

 
(写真上)エース松本選手は3試合に登板
(写真中)小玉主将は花咲徳栄高戦は内野安打1本にとどまったが、今大会2本塁打で打線を牽引した
(写真下)一丸となって声援を送った応援団