News:教育
2017/04/01 企業の経営課題解決に挑んだ半年間
2017/03/01 学生目線で調査・企画
2017/02/01 「運動」「食」「癒し」を巡る旅
2017年4月1日号
企業の経営課題解決に挑んだ半年間
【情報通信学部】
マニュアルやアプリ作成の成果を発表

高輪校舎で2月25日、「大学生コンサルティングコンペティション(ConCom2016)」の成果発表会が開催された。大学や専攻分野の異なる学生がチームを組み、地域に根ざした企業と協働して直面する課題解決を目指すもの。情報通信学部の田畑智章准教授らが中心となり、中小企業の成長戦略策定事業を手がける三井生命保険株式会社の協力で初めて開かれた。

今回は東海大学をはじめ法政大学、神奈川大学、実践女子大学から18チーム91人の学生が参加し、昨年7月にキックオフミーティングを実施。千葉県銚子市で浄化槽清掃やリサイクル事業などを手がけるビジネス環境整備株式会社(BKS)を対象に、事業改善に向けたビジネスアイデアを提案した。その後、書類選考を経て9月のプレゼンテーション大会で好成績だった東海大チーム5人と神奈川大チーム8人が合同チームを結成。BKSが直面している「浄化槽点検の作業効率化」の課題解決に取り組んだ。

学生たちは約半年間、月に2回ほど両大学を行き来して討議。銚子を何度も訪れて顧客先の浄化槽点検にも立ち会った。

長期間の企業体験は 就職活動の力に

成果発表会では、熟練作業者の動作を解析するなどして作成した効率を高める作業マニュアルと、燃料や作業時間の削減につながる巡回ルート最適化アプリを提案。BKSの新家雅史社長は、「皆さんの若いエネルギーは、大いに刺激になった。この成果を労働の効率化に生かし、新たな事業の策定につなげたい」と評価した。

アプリ作成では互いの得意分野を生かし、主にシステム設計を東海大が、プログラミングを神奈川大が担当。東海大のリーダーを務めた鎌倉楓さん(情報通信学部3年=当時)は「長時間の討議では空腹だとイライラする。私たち女子学生が手づくりのサンドイッチやスイーツなどを持ち寄り、それがきっかけで両大学の学生の距離が一気に縮まった」と振り返った。田畑准教授は、「このような長期にわたる企業との協働作業は学生にとって貴重な経験となり、就職活動に必ず役立つ」と話している。
 
(写真上)発表会では両大学の学生が登壇して半年の取り組みを振り返った
(写真下)打ち合わせには田畑准教授やBKSの担当者らも参加して活発な議論が