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2019年8月1日号
町田市の高校で「がん教育」
【八王子病院】橋本医師

医学部付属八王子病院・血液腫瘍内科の橋本典諭医師(医学部講師)が、7月17日に東京都立町田総合高校で「がんを理解し、支え合える社会へ」をテーマに講演した。学校における「がん教育」を推進している東京都教育委員会からの依頼を受けて実施したもので、児童・生徒にがんに関する正しい理解を促し、健康と命の大切さについて主体的に考えてもらうことが目的。全校生徒約700人が聴講した。

橋本医師は、がんの発生や進行のメカニズムを解説。喫煙や感染、飲酒のほか、さまざまな生活習慣の乱れもがんの原因になることを紹介し、「若いころから望ましい生活習慣を身につけることで、将来がんになるリスクを減らすことができる」と語った。

また、早期発見・早期治療を促すための定期的な健診の重要性や、治療法を選択する際の留意点も説明。最後に、患者と家族の心と体の痛みを和らげ、その人らしい生活を送るために必要な緩和ケアについて紹介し、「一人ひとりががんに関する正しい知識を持つことが、患者さんや家族が暮らしやすい社会づくりにつながります。自分と他者の生命を大切にして実りある人生を送ってください」と結んだ。

生徒たちは、「看護師を目指しているので勉強になりました。がんは他人事ではないとあらためて感じました」「早期に発見して治療すれば治りやすいことがわかったので、家族や周囲の人にも健診を勧めたい」と感想を話していた。

 
(写真)橋本医師はクイズを交えながらわかりやすく説明