Column:Interview
2017/09/01 ライフセービングを広めたい
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2017/07/01 水泳&サッカーで活躍誓う
2017年9月1日号
ライフセービングを広めたい
西山 俊さん(政治経済学部2011年度卒・湯河原LSC・SMT蠡緝)

今年7月にヴロツワフ(ポーランド)で行われた国際総合競技大会「ワールドゲームズ」に初出場した西山俊さん。ライフセービング競技の泳ぎをメーンとした5種目に出場し、4×50メートル障害物リレーで世界新記録となる1分36秒62で金メダルに輝いた。「4年前の大会は仕事の関係で出場できなかったので思い入れがあった。また、障害物リレーでは昨年の世界選手権で世界新記録まであと1秒ほどに迫っていたので、更新を目指して日々トレーニングに励んできた」

4×50メートル障害物リレーは、50メートルプールに2カ所設置された障害物を潜り抜け、1チーム4人で泳ぎつなぐ種目。全体練習は2回しかなかったが、「メールなどで密に連絡をとり合うことでモチベーションを保ち、当日は引き継ぎもバッチリ。会心のレースができた」と話す。

大学時代は湘南校舎のライフセービングクラブに所属。競技を始めて3年目には、世界大会で活躍するようになった。卒業後も湘南エリアの海や大学の施設を拠点に競技を続け、レベルの高いオーストラリアをたびたび訪れるなど、競技力向上に余念がない。「次の目標は10月の全日本選手権大会のオーシャンマン(スイム、パドルボード、サーフスキー、ビーチランの4種目を1人で行う競技)での3連覇。そして、来春の全豪選手権で決勝に残りたい」

競技会での奮闘は、「ライフセービングを1人でも多くの人に知ってもらいたい」という思いが原動力。競技の普及に尽力し続け、資金や用具を提供してくれるスポンサーを獲得し、2年前にはライフセーバーの育成やマネージメントを行う会社「SMT蝓廚鯲ち上げた。

日本にライフセービング文化が根づく日を思い描きながら、競技会や海水浴シーズンの監視活動に情熱を注いでいく。

(取材=小野哲史)

 
(写真)「競技を広く認知してもらえるよう、これからも海で活躍していきたい」