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2019年11月1日号
厚労省が拠点病院に指定
【医学部付属病院】「がんゲノム医療」を推進

医学部付属病院が9月19日、厚生労働省により「がんゲノム医療拠点病院」に初めて指定された。

がんゲノム医療は、患者のがん細胞の遺伝子を網羅的に調べ、遺伝情報を解析して個々の患者に適な治療法を探るもの。「エキスパートパネル」と呼ばれる専門家チームが議論して治療法を分析する。

同省は、今年6月にがんゲノム医療の遺伝子検査システムが公的医療保険の適用となったことを受け、より多くの患者に対応ができるよう「拠点病院」を新規に指定。検査実績やスタッフの体制、地域性などが評価され、申請した95医療機関 から34機関が選ばれた。

同病院は、神奈川県内随一のがん治療実績と新規がん治療薬の治験実績を有している。2018年4月に同省の「がんゲノム医療連携病院」の指定を受けて以降、ゲノム解析による個別化治療ができる「拠点病院」の指定を受けるべく体制を整えてきた。

中心になって準備を進めてきた医学部の安藤潔教授(内科学系血液・腫瘍内科学)は、「各患者さんに合った薬を選べるゲノム医療には大きな期待が寄せられていますが、一方で、遺伝情報の告知などに関する課題も残されています。病理医や遺伝医療の専門家、がんゲノムの専門家らと議論しながら慎重進め、地域のがん医療に貢献したい」と話している。