特集:東海大生200人に聞きました
2019年5月1日号
「平成」から「令和」へ 
新時代に何を期待する?

5月1日から元号が「令和」となった。現存する日本最古の歌集『万葉集』が出典で、日本古典から引用されたのは初めて。「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められている。時代が「昭和」から「平成」に移り変わった後に生まれた東海大生は、新元号をどのように捉えているのだろうか? 200人に聞いた。

「普段、人と話したり、文字を書いたり打ったりする際に、主に元号と西暦のどちらを使いますか?」との問いには半数をこえる124人が「主に西暦」と回答。「元号と西暦が半々」64人、「主に元号」12人という結果になった。

世の中全体で西暦を使う傾向が強まっていることもあり、学生にとって元号はあまりなじみがないような結果となったが、4月1日に発表されたばかりの新元号についてはどのように感じたのだろうか。最も多い答えは「好感が持てる」と「美しい」で44人。次いで「かっこいい」39人、「高貴な印象」36人と続く。「違和感がある」「興味がない」も35人ずついたが、全体的に好印象だ。

「国の内外にも天地にも平和が達成される」という意味が込められた平成。「平成はどんな時代でしたか?」と聞くと、「日本では戦争がなく、平和な時代だったが、数々の災害があり、多くの人が苦労し、悲しんだ」(政治経済学部4年・女子)など、東日本大震災や熊本地震、豪雨災害などを挙げた学生が多い。「スマートフォンやAIなど技術が進歩した」(教養学部4年・女子)といった声も目立った。

「新しい『令和』の時代に何を期待しますか? また、どのような時代にしたいですか?」という問いには、「令和という元号からさわやかな明るい印象を受けたので、国が抱える暗いイメージの問題を解決し、国民が明るい気持ちで生活できる時代になればいい」(海洋学部3年・男子)、「戦争のない平和な時代」(文化社会学部1年・女子)、「やっぱり平和が一番!」(体育学部1年・男子)といった意見が多かった。

「来年から社会人になるので、気持ちも新たに日本全体が明るくよい方向へ進んでくれることを期待しつつ、社会に貢献したい」(健康科学部4年・女子)。新しくスタートした「令和」の時代。あなたはどんな時代にしたいですか?

学生たちの声から
Q.「平成」はどんな時代でしたか?
▼最も印象的なことは、自然災害の多さ。特に平成30年度の自然災害はきわめて多く、日本に大きな損害をもたらしたと感じた。西日本豪雨により、地元の岡山が多大な浸水被害を受けたことや、自分が北海道胆振東部地震の被災者となったことが印象深い。北海道地震の本震は夜中に起き、一人暮らしで不安だったため、急いで同じアパートの友達に連絡した。しばらく外に出ていて見た朝焼けは忘れられない(生物学部4年・女子)
▼災害が多かったと思う。私は東北出身で、東日本大震災を経験して多くのことを学んだ(健康学部2年・男子)
▼昭和と比べ戦争がなく、平和であったと感じるが、震災が多かったと思う。復興に向けての支援もあって、人が助け合って生きていくことの大切さや思いやりによる人の温かさを感じた(政治経済学部4年・女子)
▼オウムの地下鉄サリン事件や東日本大震災、海外では同時多発テロ事件など日本に衝撃を与えた事件や災害などが多かった(工学部3年・男子)
▼さまざまな変化があった時代。東京五輪の開催が決定したことなど明るいニュースも多くあった(文学部4年・女子)
▼“平静”な時代ではなかったと思う。いろいろなよくない出来事がたくさんあった気がする(農学部3年・女子)
▼自分が生まれた元号なので、これまでの人生そのもの。まだ若い自分たちの目から見ても、日本は多くの面で成長を遂げた(海洋学部3年・男子)
▼平成生まれなので「私たちの時代」というイメージ(健康科学部4年・女子)
▼スマートフォンの登場。知りたいことを調べたら3秒で出てくる、手放せないものになった。ただの四角い箱だが、私のいちばん身近にあるものだったかもしれない(医学部5年・女子)
▼平成は自分が生まれた元号なので、思い入れが深い。昭和の約半分しかなかったのに、30年でだいぶ変化したなと思う。偉人もたくさんいた。イチローは自分の中でスターだった(生物学部4年・男子)

Q. 新しい「令和」の時代に何を期待しますか? また、どのような時代にしたいですか?
▼平成は人々が豊かになり、いい意味で自立したイメージ。昭和のようにもう少し人々のつながりを大切にし、思いやりも取り戻す時代にしたい(健康科学部4年・女子)
▼東京五輪が近づいてきているので、日本の経済が活発になることを願いつつ、自分は新しい働き手として活躍していきたい(海洋学部4年・男子)
▼外交が怪しくなってきており、憲法9条改正など平和が脅かされているように感じる。令和ではいま一度平和について考え直したい(情報通信学部 4年・男子)
▼真っ当な政治(法学部3年・女子)
▼ジェンダーにとらわれない時代(文化社会学部2年・女子)
▼自然災害に強くなることを期待したい。いい意味で忘れられない時代にしたい(観光学部4年・女子)
▼自分も学生から社会人になる。限界に挑戦したい(工学部3年・男子)
▼技術が発展し、タイムマシンを作ってほしい(経営学部2年・女子)
▼多くの変化があったのが平成ならば、令和はその変化したものがさらによくなっていく時代になればいいと思う。記憶に残るパンチのある時代にしたい(生物学部4年・男子)

Q. あなたならどんな元号をつけますか?
▼今は将来に希望が持てない人が多いので、「希」「望」のどちらかをつけたい(政治経済学部4年・女子)
▼「大成」。今回は昭和と同じ「和」が使われたので、次は平成の「成」が使われたらいいと思った。大きなことを成し遂げてほしいという意味を込めて(情報通信学部4年・女子)
▼パンケーキ(観光学部1年・女子)
▼タピオカ(体育学部3年・男子)
▼平成(教養学部3年・男子)
▼平成EX(文学部4年・女子)
▼東海(理学部1年・男子)
▼幸福(ハピネス)(政治経済学部3年・女子)
▼世界が平等になるように「世等」(健康学部2年・女子)

 
【学生アンケート調査】●調査期間:2019年4月4日〜17日●調査対象者:東海大学在学生(湘南校舎:124人、代々木校舎:7人、高輪校舎:12人、清水校舎:18人、伊勢原校舎:15人、熊本校舎:13人、札幌校舎:11人)●調査回答数:200人●調査方法:ヽ慇献皀縫拭爾謀豎ぢ膤愎景WEB版のアンケートフォームから回答を得る▲ャンパス内でアンケート紙を直接配布、またはWEB版にアクセスしてもらい回答を得る。