News:教育
2018年10月1日号
地域の魅力を外国人に伝える
【経営学部観光ビジネス学科】
熊本を巡るエコツアーを企画

経営学部観光ビジネス学科の小林寛子教授の研究室が8月25日から9月7日まで、オーストラリアからの旅行者を対象に「日本版エコツアー2018 熊本/大分編」を実施した。

オーストラリアの旅行会社から要請を受け、16年度から同研究室の学生が3代にわたって、訪問先の下見や交渉、行程の見直しなどを重ねて企画してきたもの。「エコツアーは、訪日観光客を都市に集中させるのではなく、滞在型の五感で体感するプログラムを提供し、新しい日本の魅力を発見してもらうことが目的」と小林教授は話す。

ツアーには、60代から80代の8人が参加。小林教授とゼミに所属する伊藤玲羅さん(3年)と堀静夏さん(同)の2人が全行程に同行し、学生1人が熊本校舎で緊急時対応などのバックアップを担当した。

期間中は、熊本県・阿蘇地域を巡った後、大分県豊後大野市や宮崎県・高千穂峡も訪問。9月2日には、「熊本地震と復興」をテーマに、南阿蘇村を訪ねた。農学部生の有志団体「阿蘇の灯」による語り部を通じて地震発生時の様子や学生たちの思いに触れたほか、同村久木野井手口地区の農園も見学。地区の婦人会が地元産の野菜などで作った郷土料理も試食した。

一行はその後、天草地区や熊本市内を巡り、7日に帰路に。伊藤さんと堀さんは、「企画段階から何度も訪問先を巡ったことで、社会に出ても生かせる経験が積めました」と振り返る。小林教授は、「外国人観光客の満足度を上げるためには『おもてなしの質』をさらに上げていく必要があります。今後、セミナーなどで報告し、成果を社会に還元したい」と話していた。
 
(写真上)阿蘇を代表する観光地である大観望も訪ねた
(写真下)南阿蘇村の田園も視察