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2018年10月1日号
山田学長が次代の教育を提言
ウラジオストク・東方経済フォーラム

ロシアや日本など極東地域の政府や企業の関係者が集う東方経済フォーラムが9月11日から13日まで、ロシア・ウラジオストクの極東連邦大学で開催された。東海大学から山田清志学長と吉川直人副学長らが参加した。

11日には教育関係者による「7th APEC Conference on Cooperation in Higher Educationin the Asia Pacifi c」(APEC教育カンファレンス)の全体会議で山田学長が講演した。AIやビッグデータといった理系技術の革新が社会的に進む一方、日本では理系進学者が減少傾向にあることを指摘。今後は、文系と理系の枠組みを取り払い、幅広い分野に関する知識を自在に操りつつ、自ら考え、社会に変革を起こせる人材の育成が欠かせないと語った。

続いて行われたセッション「University-basedscience and technologypark clusters」では吉川副学長が講演し、次世代型の産学連携組織としてクラウドコンピューティング技術や高速度ネットワークを活用したバーチャル・イノベーション・センターの構想を提唱。東海大の主導で1987年から2005年まで開かれていたアジア環太平洋学長・研究所長会議の成果に触れ、同センター実現に向けて会議の再開を提案した。

13日には参加国の首脳や企業関係者による懇談会で山田学長がスピーチ。文部科学省の平成29年度世界展開力強化事業の採択を受けて今年8月に実施したウラジオストク研修航海や学生の相互派遣などの取り組みを紹介。旧ソ連時代から両国の協力関係構築に取り組んできた大学として、今後も積極的な活動を展開していく決意を語った。

なお同日には極東大に開設される東海大極東オフィスの関係者向けソフト・オープニング・セレモニーも開催。極東大のニキータ・アニシモフ総長と山田学長によるテープカットが行われた。
 
(写真上)山田学長(左から2人目)が講演したAPEC教育カンファレンス
(写真下)今後両大学の連携の窓口となる極東オフィスのセレモニーに出席したアニシモフ総長(右)と山田学長