News:教育
2018年3月1日号
コラボ授業で統計データをデザイン
【芸術学科デザイン学課程×数学科】

数字やグラフの統計データを視覚的にわかりやすく伝える“インフォグラフィック”。この技法を学び、実践する合同授業が、教養学部芸術学科デザイン学課程と理学部数学科によって秋学期に開講された。

授業はデザイン学課程の「デジタルグラフィックデザイン」(担当教員=富田誠講師)と、数学科の「確率統計演習B」(担当教員=山本義郎教授)として開かれ、両学部の学生計20人が履修。学部混成の5チームに分かれ、「知っていたようで知らなかった〇〇」をテーマにインフォグラフィックを作成。「お金」「結婚」「風呂」など、日常的なキーワードに関する統計データをまとめた。

公開発表会で審査投票 学部の垣根をこえた成果

2月2日には湘南校舎で公開発表会を開き、各チームによるプレゼンテーションが行われた。当日は総務省統計局や新聞社などからゲストも参加し、教員、学生も含めた全員による審査投票を実施。高卒と大卒の生涯賃金の差、職業ごとの生涯賃金などを調査した「お金」チームが最優秀賞となった。

「デザインの統一感や、多様な観点で調査した点が評価された」と山本教授。メンバーの野村幸志郎さん(理学部3年)は、「お金というテーマは、“給料日って毎月何日?”というチームでの何げない会話から生まれたもの。内容やデザインも、学部の垣根をこえて目指す形を話し合えた」と振り返る。

今回で5年目となる合同授業に富田講師は、「来年度は数学科の学生にスケッチしてもらうなど、全員参加型のデザインにしてもいいですね」と、さらなるコラボレーションに期待を寄せていた。

 
(写真上)発表会では、富田講師の研究室のホームページにあるコメント投稿システムを活用。随時アップされる参加者からの感想がチームごとに読み上げられた
(写真下)大卒の生涯賃金の差