News:教育
2017年10月1日号
理学部・天体望遠鏡を導入
誰もが使えるサービスもスタート

いつでもどこでも、天体を楽しめるようにしたい―。湘南校舎のTechno Cube(19号館)に今年4月、理学部の天体望遠鏡が導入された。9月22日からは、慶應義塾大学などが中心となって運用している「インターネット望遠鏡プロジェクト」にも参加。一般市民でも自宅などから観測できるサービスも始動した。

理学部ではこれまでも移動式望遠鏡を教育研究に活用してきたが、観測のたびに設置や設定をしなければならなかった。観測効率の向上を目指し新校舎建設に合わせて導入されたのが今回の望遠鏡だ。口径20センチメートルのメーン望遠鏡と6センチのサブ望遠鏡で構成されており、メーン望遠鏡には高精細のCCDカメラが取りつけられている。さらに、研究室から遠隔操作が可能で、雨滴センサや風速計を備え、観測可能な天候のときだけ自動でドームが開くシステムも備えている。

運用を担当する櫛田淳子准教授は、「望遠鏡の設定には高度な知識も必要になるため、準備中に天候が悪化して観測できないこともあった。その課題が解決されたことで、研究効率が大幅に向上した」と話す。卒業研究で利用している斉藤秀太さん(理学部4年)と緒方智之さん(同)は、「天文好きの私たちが天体の美しさを再確認したほどきれいに見えます。その魅力を多くの人に知ってほしい」と話す。

それを実現するのが、インターネット望遠鏡プロジェクトだ。現在は国内外5カ所の望遠鏡をネットでつなぎ、どこかの望遠鏡を介していつでも天体を観測できるようになっている。理学部の望遠鏡は6台目の望遠鏡として参加した。

櫛田准教授は、「これによって、東海大の望遠鏡を使って大人から子どもまで誰でも天体観測を楽しめるようになった。多くの人が活用することで、魅力に触れてもらえれば」と話す。9月2日には「世界一行きたい科学広場in湘南」に斉藤さんらとともにブースを出展した。

斉藤さんは、「来場者が期待以上に関心を持ってくれた。これからも、こうした機会をつくっていきたい」と話している。



 
(写真上)19号館南西角に設置されているドームを前に。左から緒方さん、櫛田准教授、斉藤さん
(写真中)内蔵されている天体望遠鏡
(写真下)http://arcadia.koeki-u.ac.jp/itp/を開き、「インターネット望遠鏡ログインページはこちら」をクリック。.據璽犬如嵳用可能」となっている場所を選択、△播径里鯀ぶと、の画面に表示される