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2017年10月1日号
日露間ビジネスを支える人物像を紹介
東方経済フォーラムで山田学長が講演

ロシア政府が主催する東方経済フォーラムが9月5日から7日までロシア・ウラジオストクで行われ、山田清志学長をはじめとする東海大学の代表団が参加した。東海大が1970年代から他大学に先駆けて旧ソ連と交流してきたことなどを受け、同国政府から招待されたもの。フォーラムには各国の首脳のほか、経済界・教育界から約3000人が出席。山田学長は、期間中に開催された2つのセッションで講演した。

山田学長はまず、5日に開催された「ロシア・ASEAN教育フォーラム」で講演。東海大が文部科学省平成29年度「世界展開力強化事業」の採択を受けて取り組む「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成」について、極東地域の健康長寿社会を実現し、QOL(Quality of Life)向上に資する人材の育成を目指すプロジェクトの概要を紹介した。

また7日には、セッション「アジア太平洋地域における学術的流動性」で講演。同プロジェクトの一環で調査した両国間のビジネスで活躍し得る人材像に関するアンケートの結果を報告した。日露両国の企業から収集したデータをもとに、英語が話せれば問題ないと考える企業が多く、異文化の人とコミュニケーションをとりながら目的を達成できる実行力のある人材が求められていると説明。「アンケート結果を本学の人材育成に生かすのはもちろん、両国の発展のため国内外の大学とも共有したい」と語った。

極東大と協定締結 柔道クラブを設立

フォーラム終了後の8日には、東海大とNPO法人柔道教育ソリダリティー(理事長=山下泰裕副学長)が協力して新設された「極東連邦大学柔道クラブ」の開設式も開催。極東連邦大のニキータ・アニシモフ学長と柔道を通じた教育連携に関する協定書に調印した。

日露学生フォーラムに東海大生が参加

4、5日には日露の学生約30人が両国の関係強化策を話し合う「日露学生フォーラム」も行われ、教養学部2年の岡田拓海さんが参加した。

岡田さんは、ロシアの大学生らと「教育・文化協力」のテーマで議論。参加者の意見を集約し、学生の交流団体設立や若者の渡航ビザ簡素化による往来の活性化を骨子とする提案をまとめた。岡田さんは、「若者同士が意見を交わすことが、信頼に基づく両国の関係づくりにつながると感じた」と話している。

 
(写真上)セッションで講演する山田学長(左)
(写真中)極東の柔道普及を担う柔道クラブの開設式
(写真下)岡田さんが参加した学生フォーラム