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2017年6月1日号
フロアボール世界大会に出場
プレーの傍ら小学生に指導「将来はコーチになりたい」
付属望星高校 兼重涼さん(4年)

5月3日から7日までスウェーデン・ベクショーで開催されたフロアボールのU―19世界選手権大会2017に、日本代表の主将として出場した付属望星高校の兼重涼さん(4年)。チームは4戦全敗に終わり、参加16カ国中16位だったが、最終戦のアメリカ戦では6―7と勝利まであと一歩に迫った。「大差で負けた試合もあったが、今までよりも世界の強豪に近づいた感じがする」と、貴重な経験とともに手応えをつかんで帰国した。

スウェーデン発祥のフロアボールは、室内で行うホッケーのような競技。プラスチック製のスティックとボールを使用するので、年齢を問わず誰でも気軽に楽しめるのが特徴だ。兼重さんは小学2年生のころ、フロアボールと似た競技の「ネオホッケー」を体験し、「楽しくて一気にはまった」という。

現在は神奈川フロアボールクラブ「LIMITED」に所属。「週2回の練習に参加するほか、ネオホッケーのクラブでプレーしたり、小学生のコーチをしたりと、週4、5日はホッケーをやっている」と話す。

フロアボールでは、「まず体の強さ。体力やスピード、判断力も求められる」が、兼重さんは「誰にも負けない」と話す高い技術と的確な判断力で、「パスでチームメートを生かす」プレーを得意としている。チームが優勝した昨年の日本リーグでは全試合でゴールを決め、年間最優秀選手に選出された。
 
目下の目標は、5月21日に開幕した日本リーグと来年1月から行われる日本選手権大会での2年連続2冠達成だ。また、「戦術を考えるほうが好きなので、将来はコーチとして中学生などに教えたい」という夢もある。

今はまだマイナー競技の域を脱し得ないフロアボール。それでも「1人でも多くの人に知ってもらいたい」という思いを原動力に、競技に取り組んでいく。

(取材=小野哲史)

 
(写真)「国際大会で結果を出すことで競技の魅力を伝えたい」と兼重さんは話す