News:付属諸学校
2017年5月1日号
活動の全国展開を目指す
【高輪台高】4期連続でSSH指定校に

付属高輪台高校が、4期連続でスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校となった。国際的な科学技術人材育成のため、先進的な理数教育を実施している高校等を文部科学省が指定する。第1期は2004年度から3年間、第2期は07年度から、第3期は12年度から各5年間、17年度からは第4期で5年間の継続指定となる。

高輪台高校では3学年にそれぞれ1つずつSSHクラスを設置。課題研究などの理数系に特化したカリキュラムや、「国際的な科学技術人材」を育成するうえで欠かせない英語の授業にも特色がある。

研究内容を英語で発表する力を養う授業では、英語で書かれた論文の読み解きや英語ディベーを実施。ほかにも、ロシアやタイの高校と互いの研究成果を発表し合うなど実践を多く積んでいる。

尾上愛さん(3年)は、「ジェスチャーや言葉の抑揚など、より相手に伝わるプレゼンテーション方法が学べている。授業がきっかけで外部の発表会にも参加するようになりました」と話す。また、科学系の企業訪問や小学生向けの科学教室の開催など、科学を通した社会とのつながりを養う機会も多い。青木亮一郎さん(同)は、「実践的な授業が多いので成長を実感できる」と振り返る。

第4期からは、SSHカリキュラムを普通クラスでも実施していく。17年度の新入生からが対象となり、2、3年時に「探究活動」の授業を実施。2年生で興味のある分野ごとにテーマを設定して調べ学習や実験などの探究活動を行い、3年生ではさらに学びを深めて成果発表と論文作成を行う計画だ。

SSH担当の山田武範教諭は、「科学を通して、自ら課題を見つけて解決する力を身につけさせることが目標。また、第4期からは“公共”の概念を取り入れ、身近な生活の中にある科学を考えるきっかけづくりにも取り組んでいきたい」と展望を語っている。

 
(写真上)企業を招いて科学実験の実習を行うなど、実践的な授業が豊富
(写真下)英語プレゼンテーションの授業も充実